働きに出るなら保育園という認識の方は、多いと思います。

しかし、厚労省管轄の保育園と、文科省管轄の幼稚園とでは、その中身が大きく異なります。では、いったい何が違うのでしょうか?

筆者の家はやむなき理由で、保育園から幼稚園に転園しなければならなくなったのですが、今にして思えばよかったと思えます。そんな実体験をもとに、それぞれの特徴を紹介していきます。

働きに出るなら、まずは保育園から

幼い子を預けて働こうと考えている方が、まず考えるのが保育園です。幼稚園は一般的に3歳から(プレ保育で2歳からの幼稚園もあります)ですが、保育園では0歳から預けられるところもあるからです。

保育園には、認可と無認可(認可外)、そして東京都独自のシステムの認証保育園があります。補助が多い認可を希望する方が多いのですが、親の仕事時間によっては駅近くの無認可を選ぶ場合もあります。

また、認可保育園は、入園審査が厳しいため、新たに仕事を見つけようと考えている方は通りづらいのが実情です。

子どもを預ける先が決まっていないと就職できないが、就職先が決まっていないと保育園入園の審査が通らないというジレンマで、筆者の家庭の場合も、認可・認証ともに審査が通りませんでした。

そこで、まずは無認可保育園を狙ったのですが、そこも空きがでるのを待たなければなりませんでした。つまり、働こうと考えている方は、実際に働こうと考えているより以前に、保育園探しを始めなければならないのです。

我が家の場合は、預かり保育から無認可保育園へ入園。その後、働き口を見つけてから、認可保育園の再審査に通過しました。

しかし、近所にある保育園ではなく、自転車で15分くらいのところにある保育園でした。うちの住んでいた区の場合、審査の時に第3希望まで記入するのですが、第3希望に引っ掛かった感じです。このように、望み通りの保育園に通えるとは限らないのです。

幼稚園に預けてわかったこと

我が家の場合は3歳までの短期保育園に通っていたため、その後、保育園を変更する手続きを行いました。しかし、なんと審査に落ちてしまいまったのです。

そこで、その時点で募集が終わっていなかった、延長保育のある幼稚園を探し出し、入園させました。こんなことなら、事前に地域の幼稚園について、調べておけばよかったと痛感しました。

幼稚園は保育園とは異なり、文部科学省の管轄です。そのため、教育機関としての役割があるというのは、なんとなく分かっていました。

しかし幼稚園は、それぞれ特色があります。特に私立の場合は、大規模、小規模、自由を重んじるか、規律を重んじるか、イベントが多いか少ないかなど、さまざまな要素があります。

ネット検索でも、それぞれの特色は垣間見ることができますので、ママ友と情報交換しながら決めるのもよいでしょう。