(2)アイス枕を活用する

睡眠時は、頭部に熱がこもりやすいため不快感で眠りが浅くなりがちです。そんなときは、氷枕等をタオルで包み、頭の下に置くことでひんやりして眠りやすくなります。

また保冷剤をタオルで包み、大きな血管が通っている脇の下等に挟むことで、体を効率的に冷やすことができます。

直接保冷剤を体に触れさせると冷え過ぎることもあるので、タオルで包むことを忘れないようにしましょう。

(3)ジェルマットのシーツや枕を使う

最近は寝具グッズにたくさんのひんやりシリーズが出ています。

マットやシーツ、タオルケットなどを上手に使うことで、体がひんやり冷えるので寝苦しさから解放されやすくなります。

環境を工夫して快適睡眠!

そして、部屋全体も快適睡眠のために工夫をしてみましょう。

(1)部屋の除湿をする

夏は湿度が約80%になります。この湿度を約50%まで下げると、体感温度が随分変わり暑さが解消されます。

湿度が10%下がると、体感温度が1℃下がるといわれていますので、加湿器、除湿機を活用してみましょう。

(2)お風呂では湯船に浸かる

夏はシャワーだけという人も多いそうですが、夏こそ湯船に入ることをおすすめします。寝る1~2時間前に、38~40℃くらいのぬるめの湯船に15分くらい入るのが理想的です。

すると、深部の温度をゆるやかに下げることができます。体調が優れないときは控えてくださいね。

今回紹介した、食事、寝具、環境の工夫は、比較的取り組みやすいものが多いので、寝苦しい夏の夜を快適に過ごすためにぜひ実践してみてくださいね。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。