温かいご飯に裂いた鶏胸肉を乗せて、茹で汁と鶏油を回しかける。量はお好みで
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  • 牛肉は少し固めの赤身を使うと歯ごたえがあり、青菜の食感とのバランスがよくなる
  • 牛肉と一緒に炒めるのは空芯菜がおすすめだが、小松菜やチンゲンサイ、ホウレンソウも可
  • 台湾の定番沙茶醤。最近では日本のスーパーで、1瓶数百円で売っているのでチャレンジしやすい
  • 粥のとろみやピータンの量はお好みで。豚肉は脂身が少ない赤身を使うとヘルシーで、朝食にぴったり
  • 中華食材店で売っているピータン。中国製と台湾製があり、台湾製のほうが値段は高いが味は確か。6個で600円程度

キッチンで簡単に台湾料理を再現するシリーズの4回目は、スーパーで揃う食材で作る一品や、台湾の調味料を使って作る本格的な一品。

雞肉飯(ジーロウファン)

鶏胸肉の皮を切ってカリカリになるまで炒めると、香ばしい鶏油ができる

まずは鶏肉の旨味が楽しめる雞肉飯。台湾中西部の美食地帯、嘉義の名物だ。

本来は七面鳥を使って作る。嘉義の街なかではいたるところに雞肉飯専門店があり、地元の人たちは朝食にも夜食にも雞肉飯を食べている。

自宅で作る雞肉飯は、鶏胸肉の皮をネギや生姜と一緒にじっくり炒め、カリカリになるまで脂を出して「鶏油」を作るところから始める。

皮を剥いだ胸肉はネギと生姜を入れたお湯で数分茹でたあと、火を止めて鍋の中で1時間ほど蒸す。鶏胸肉はしっかり待つことで低温調理され、驚くほど柔らかくなる。

手で細く裂いてご飯に乗せたら、醤油でほんのり味付けした鶏肉の茹で汁と、先に作っておいた鶏油を回しかける。

タクアンを添えると、より嘉義の雞肉飯に近いビジュアルになり、気分もあがる。

ピータンと豚肉の粥

粥のとろみやピータンの量はお好みで。豚肉は脂身が少ない赤身を使うとヘルシーで、朝食にぴったり

台湾ではサツマイモだけを混ぜたシンプルな粥や、ほんの少し肉を入れた肉粥が人気だ。

今回は中華食材店で入手したピータンを使ってピータンと豚肉の粥にチャレンジ。

煮込む時間は必要だが、手順はいたってシンプル。

たっぷりのお湯に冷ご飯を入れて、鶏ガラスープのもと、味の素、塩、豚肉の細切りを入れてとろとろになるまで煮込むだけ。

40分〜1時間かけて弱火でじっくり煮込むと味が濃厚になる。サラサラな粥が好きなら、途中で水分を加えてもいい。

ピータンを刻んで最後に投入し、ネギのみじん切りとごま油をトッピングする。

日本の中華料理店ではピータンをカットしてそのまま食べることが多いが、台湾では粥にしたりピータン豆腐にしたりして食べることが多い。