女性の悩みに多い「なかなか痩せない・・・」や「肌荒れ」は、年を重ねれば重ねるほど深刻な悩みになっていく人も多くいます。

その原因はもしかしたら脂質の摂取不足かもしれません。太るから、肌荒れするからと、油を毛嫌いして、摂取を控え過ぎるのは、さらに代謝の悪い体を作り、肌荒れを引き起こす原因となることがあります。

実は正しく油を摂ることで、便秘解消脂肪燃焼美肌効果まで期待できます。
 

健康と美容のためには良質な植物油が必要だった!

油と聞くと、太りそうだと敬遠しがちですが、実は油は大切なエネルギー源であり、少しの摂取でも腹持ちがよく、その種類によっては、思いがけず脂肪燃焼に効果を発揮したり、便秘を解消する効果があったり、ストレス軽減の効果が期待できたりするんです。

逆に油の摂取量が不足すると、エネルギー不足にもなり、疲れやすくなったり、肌がカサカサしたり等の悪影響が出ることがあります。

特に植物油には、オレイン酸等の美肌に必須の成分が含まれています。また細胞やホルモンの原料としても重要な役割を果たしていて、乾燥肌や体の不調の予防にも効果的に働いてくれるのです。
 

植物油には思いもよらないメリットがあった!

①便秘解消、肌荒れ予防に働く

植物油は腸管を刺激して、蠕動運動を活発にする“オレイン酸”を豊富に含んでいるため、便秘解消に働いてくれます。

肌荒れは便秘から引き起こされることもあるので、植物油を日々の食生活に取り入れることで肌荒れ改善も期待できますし、油が肌の乾燥を防いでくれていますので、肌荒れ予防にも働いてくれます。

その他にもコレステロールを低下させるリノール酸や血流改善やアレルギー抑制に働くα-リノレン酸など、人間の体内では合成できない成分も含まれています。

②冷え改善、エイジングケアに働く

植物油にはビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEといえば抗酸化作用が強いことで有名ですね。人間の細胞が酸化しないよう保護し、ガン予防の効果が期待されています。また血管を強化し、血液の流れを促進し、冷え、貧血や認知症などを予防する効果も期待できます。

さらに抗酸化作用によりアンチエイジング効果まで期待できます。
 

植物油を積極的に料理に取り入れよう!

植物油は賢く料理に使用すると、栄養吸収率がアップします。

①   カロテン等の脂溶性ビタミンの吸収率を上げる

β-カロテンやビタミンD、E、DHA、EPAなどは脂溶性のため、植物油と一緒に調理すると吸収率が上がり栄養効果も高まります。β-カロテンの多い緑黄色野菜やDHA、EPAビタミンEの多い背の青い魚に、植物油をドレッシングやソースとして使うのもいいですね。

②   コレステロールを抑制する

植物油に含まれる不飽和脂肪酸であるリノール酸とリノレン酸には、体内コレステロールを抑制する働きがあります。ひまわり油やオリーブ油、ベニ花油に豊富に含まれるオレイン酸は悪玉コレステロール値だけを下げる効果が期待できます。

③   食物繊維をたくさん摂取できる

野菜類、イモ類、海藻類等は、植物油を使用して調理するとおいしさが増し、かさも減ることで食べやすくなるため量を摂ることができます。

植物油を効果的に調理に取り入れることで、便秘解消に有効な食物繊維を今まで以上に多く、おいしく摂ることができます。

便秘は健康に支障をきたしたり、肌が荒れてしまったり等を引き起こす恐れがあるので、早めに解消できるようにしましょう。

④   ビタミンCが壊れにくい

ビタミンCは、健康と美容に欠かせない栄養素です。しかしビタミンCは、水溶性のため加熱調理で失われがちです。

ですが植物油を使用して高温調理すれば、加熱時間が短くビタミンCの損失を抑えることできます。