2.子どもの言葉を復唱しながら、不安を受け止めましょう
では、そのような空気感は、どうすればいいのでしょうか? 子どもが相談しやすい親とは、まず一方的に怒らない、そして否定しない親です。子どもがネガティブな発言をしてきたら、じっくりと話を聞いてあげましょう。
このとき、「そうだね」と共感することも大切ですが、「そうなんだね」と相槌を打つことで、子どもは相談を続けやすくなります。たとえば「不安だ」と言ってきたら、「不安なんだね。どうして、不安なんだろうね?」と、復唱しつつ聞き返します。
すると、子どもとしては共感を得ることができ、なおかつ改めて自分がどうしたいのか考えることができます。
子どもは語彙力が発達途中なので、短絡的な表現をしたり、荒々しい言い方をしたりしますが、根気よく聞いてあげましょう。
3.意見を押し付けず、子どもと一緒に考えましょう
話の途中で、「いつまでもクヨクヨしないで」と遮るのは、御法度です。そして、「がんばれ」とか「大丈夫だよ」という一方的な励ましの言葉も、子どもを追い詰めてしまいます。
子どもは、親が一緒に考えてくれることを望んでいます。あくまでも主役は子どもなので、親が先回りして答えを出す必要はありません。「あなたはどうしたい?
どうしたほうがいいかな?」という言葉を投げかけるだけでよいのです。また、子どもがまだ幼いようでしたら、「Aにする?Bにする?」と選択肢を与えるのもいいでしょう。
子ども自身が「こうしたい」と、決めたらあとは見守り、手助けが必要であれば協力するというスタンスが理想的なのです。
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