イラスト:上田 耀子

あっという間に成長する赤ちゃん。歩けるようになったときや「パパ」「ママ」とはっきりと言えるようになったときなど、目に見えて成長している姿を見るとやはりうれしいものですよね。

でも、うれしいはずの子どもの成長が寂しいと感じる瞬間はありませんか?今回は、そんな赤ちゃんの成長が寂しく感じる瞬間を5つ紹介します。

服やおむつがサイズアウトしたとき

1歳になる前は赤ちゃんの成長スピードが速いので、あっという間に服がサイズアウトします。ただ、サイズが80、90くらいになると着られる期間が長くなり、ママも子どもも服に対して愛着がわいてきます。

そうした服がサイズアウトした瞬間、「もうこの服は着られなくなるのか」と寂しく感じます。もう着なくなったベビー服を簡単に捨てられないのは、そうした心理がはたらいているかもしれませんね。

おむつも同様に、少しきついと感じたら新しいサイズのおむつを買わなければなりません。買ってきたおむつを開封すると、思ったより大きくて赤ちゃんの成長を実感させられます。

部屋を片付けていたら、小さいサイズのおむつが出てきて「こんなに小さいおむつをはいていたんだ!」とびっくりしたことがあるママもいるのではないでしょうか。

洋服の売り場がベビー服から子供服に変わったとき

今着ている服が小さくなり、次のサイズの服を買おうとベビー服売り場に行ってみると、探しているサイズの服がベビー服売り場にはないことがあります。サイズがだいたい110を超えると、キッズ服売り場に服が売っていることがほとんどです。

この瞬間「うちの子はもう赤ちゃんじゃないんだ」という現実を突きつけられます。小さくてかわいいデザインのベビー服を探すのが好きだったママにとっては見慣れた売り場から、新しくキッズ服売り場に通うことになるのです。

もちろん、キッズサイズにもかわいい服はたくさんあります。デザインやバリエーションこれまで以上に増えて、洋服選びがもっと楽しくなるはずですよ。ただ、やはりベビー服を選べなくなる寂しさは感じますね。

言い間違いが直っているとき

赤ちゃんならではの言い間違いって面白いですよね。例えば「ぞうさん」のことを「ぞさん」とか、「牛乳」を「ぎゅーう」など、うまく話せなくても自分なりに一生懸命言葉にして表現しようとしてくれます。

ところが、成長とともに赤ちゃんならではの言い間違いがだんだんとなくなっていきます。「ぞうさん」「ぎゅうにゅう」など、はっきりと聞き取れる言葉を話すようになるのです。

ちゃんと言えるようになってうれしいけど…言い間違いでクスッと笑える瞬間が少なくなるのは寂しく感じます。