新米ママたちにとって、慣れない子育ての中でも、一番困ってしまうのが泣き止まないこと。
言葉でコミュニケーションが取れない乳児の時期は、赤ちゃんのちょっとした様子から、その気持ちやいろいろな変化を読み取らなければなりません。
今回は、赤ちゃんが泣き止まずギャン泣きした時に、やってはいけない行動とその理由をご紹介します。
焦れば焦るほど、赤ちゃんは泣き止まない
オムツが濡れている、お腹が空いているという生理現象なら、それが改善されれば自然と泣き止むはず。でも、赤ちゃんがギャン泣きする時は、原因が不明の時が多いのではないでしょうか。
特に生後1カ月から3カ月の頃は、空腹や暑い寒いというような周りの気温、着ている服が苦しいというような、赤ちゃんにとって不快と感じることが原因となって、泣き始めます。
この場合は、それぞれ一つずつ怪しいと思うことを対処していくと、自然と泣き止むケースも多いです。
問題なのは、生後6カ月を過ぎたころから、人の顔などの区別がつくようになってきた時です。見知らぬ人に囲まれて、人見知りによって泣いてしまったり、少しの時間でもママと離れてしまうことで寂しくて泣いてしまったり。
子どもの情緒が育ってきた証とも言えますが、いつまでも泣き止まないとママにとってはそれがストレスになってしまうのです。
赤ちゃんが泣き止まない時に、焦ってしまうことは絶対にNG!
まずは「赤ちゃんは泣くもの」と理解しましょう。ママが不安になると、その不安が赤ちゃんにも伝わるのか、よけいに泣き出してしまうこともあるようです。
そっと、60秒ほど深呼吸。人間は、深呼吸をすることで体内に沢山の酸素が取り込まれます。深呼吸すれば、副交感神経が働くためリラックスができます。
落ち着いた状態で、泣き止まない赤ちゃんを優しく抱っこしてあげてください。きっと少しずつ穏やかになっていくはずです。
夜泣き、たそがれ泣きは当番制で乗り越えて
赤ちゃんが泣き止まないケースでも、一番困ってしまうのは夜泣きではないでしょうか。少しでも寝ていたい状況なのに、いつまで経っても泣き止まない。睡眠不足が続くと、それだけでも敏感になり、イライラしてしまいます。
また、夜泣きだけではなく夕方に赤ちゃんがずっと泣き止まず、おむつを替えても、授乳してもずっと泣き続けることがあります。
終わりなき夜泣きや黄昏泣きに、精神的に参ってしまう前に、パパや祖父母、シッターなどママの代わりとなる人にお願いできる環境を作りましょう。
夜泣きが多い子だったら、夜はパパが担当してもらう。その代わり、昼はママがずっと一緒にいるなら、罪悪感など覚えずに夜は体力温存のため、しっかりと寝てください。育児は終わりがないのです。
ママ以外の代わりがいない状態だと、何かあった時に、赤ちゃんも困ってしまいます。睡眠不足だと、判断能力の低下や、育児ノイローゼなども発症しやすいと言われています。
夜泣きや黄昏泣きは、1歳ごろになると自然と減っていくといわれています。つらい時期は、目の前のことしか見えなくなってしまいがちですが、自分一人で育児を抱え込まず、まずは周りの人に相談するようにしましょう。