子どもが2~3歳になると“お手伝いしたい欲”が芽生え、料理をしていても、掃除をしていても、「いっしょにやる!」「おてつだいする!」と何かしら手伝ってくれようとします。

ですが、2~3歳の子どもができることは限られている上に、たいてい大人だけでやったほうが早いことが多いもの。

忙しいとついつい、「ママがやるからいいよ」「また今度ね~」などと、お手伝い欲をうまく生かせないどころか、へし折ってしまうようなことも。気づけば、こちらからお願いしたいときにはもう子どものお手伝いへの意欲がなくなっている…ということになりがちです。

子どもがお手伝いしたい時期にうまく声がけをしてお手伝いの習慣をつけられたら一番いいですが、そういう時期を過ぎてしまってもお手伝いしてほしいときには、どんなふうに接したら子どもが自ら気持ちよくお手伝いをしてくれるのでしょうか?

そんなときにおすすめの声がけや行動を5つ、ご紹介します。

子どものやる気をアップ!自らお手伝いしてくれる魔法の声がけ&行動

1:ご褒美の「お手伝いシール」を貼ってもらう

定番なのが、お手伝いするごとにシールを貼ってもらえるなどの簡単なご褒美制。シールがたまったら何かと交換できる、というパターンで、継続的にがんばれる仕組みをつくるご家庭もあるかと思います。

シールを貼る行為自体、好きな子どもが多い上に、ご褒美作戦で動かない子どもはまずいません。

「ご褒美でしか動かない子になるかも…」という心配はあるかもしれませんが、そこまで贅沢なご褒美でなければ、小さな積み重ねが成長や楽しみにつながることを実感できるよいチャンスではないでしょうか。

2:(きょうだいがいれば)「お母さんの〇〇を手伝ってくれる人ー?」と競争心をあおる

きょうだいがいる家庭で鉄板なのが、きょうだいの「自分のほうが先にやりたい」という競争心を利用する作戦。

「〇〇を手伝ってほしいんだけど、どっちが早くできるかなー?」「よーい、どん!」などと競争心に火をつけることで、我先にと手伝ってくれることが多いはず。

なんでもかんでも競争だと疲れてしまったり、「今はそういう気分じゃない!」と拗ねてしまうこともあるかもしれませんが、機嫌がよく楽しく競争できそうなときには、この手を使ってみてもいいかもしれません。