「数十年以内に大災害はやってくる」といわれるようになり、災害の危機意識を今一度改めなければならない時期です。

とくに、日本は災害大国であり、定期的に大きな災害が発生しています。南海トラフ地震や首都直下地震など、今日や明日に起きてもおかしくないといわれている今、これを機に防災準備を見直してみませんか?

今回は基本的な準備ではなく「ファミリー世帯だからこそ必要な準備」に着目してご紹介。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

天災は忘れた頃にやってくる

「天災は忘れた頃にやってくる」ということわざにもある通り、いつの時代の災害もふと忘れたことに突然発生します。

これまでに発生した災害を振り返ってみても、ふと気が緩んだときに突然発生したというケースが少なくありません。

大きな地震から期間が経った今だからこそ防災について真剣に考える必要があるでしょう。

備蓄品のチェックリスト

冒頭でも触れた通り、基本的な準備ではなく、ファミリー世帯だからこそ必要な準備を紹介します。自宅の備蓄品と照らし合わせながら、以下を見ていきましょう。

1: 離乳食

子供が乳幼児であれば、「離乳食」は必要不可欠です。手作りにこだわりがあるママも、防災のために、レトルト系の離乳食を準備しておくことをおすすめします。

また、離乳食を購入したらローリングストック(消費と買い足しを繰り返す)を心がけることで、うっかり賞味期限を切らしてしまう心配がありません。

2: お菓子

子供の気分転換になるような「お菓子」を準備しておくことがおすすめです。

避難所生活でのストレスや、自宅での退屈な時間を紛らわすのに便利。普段から食べ慣れているお菓子を備蓄しておくと、子供も抵抗なく食べられるでしょう。

3: 季節に応じたアイテム

夏はうちわやハンディの扇風機、冬はカイロや湯たんぽなど季節に応じたアイテムを準備しておくことが大切です。とくに夏や冬などの時期は停電が発生すると、厳しい生活を強いられる可能性があります。

少しでも快適に過ごせるようなアイテムを確保しておき、必要に応じて電池も多めに準備しておきましょう。

4: おもちゃ

子供のおもちゃは、家庭に必要な備蓄品の一つです。

災害が発生した後は、避難所や自宅などで制限のある中での生活を余技なくされます。そのうえ、気軽に外出することも難しくなることから、子供が退屈しやすい傾向にあるのです。

防災リュックに入るような小さめのおもちゃでも良いので、2~3個入れておきましょう。

5: 生理用品

備蓄品として忘れがちなのが「生理用品」です。

災害が発生しても、毎月生理はやってくるものです。きちんと生理用品を備蓄しておかないと、被災生活中に生理が始まって慌ててしまうことになるでしょう。

また、被災生活のストレスにより、血液の量が多くなったり、長引いたりするなどのリスクも考えられます。

万が一に備えて、多めに備えておくことが大切です。

6: 化粧品

あまり重要視されない備蓄品ではありますが「化粧品」も、防災準備に含めておくことをおすすめします。

被災生活では、普段と同じ生活に近づけることが、被災生活のストレス緩和につながるといわれています。そのため、普段メイクをしているママは、災害用としてもメイク用品を確保しておくことと良いでしょう。

スキンケア用品などはオールインワンタイプもおすすめです。