「オンラインサファリ」のプログラム発見
「アフリカの大自然を、オンラインで感じることのできるプログラムがある」とのウワサを聞き、ネットで見つけました!
それは、ケニアのサバンナをサファリカーでドライブしながら動物を探しに行くという、ライブ体験プログラムです。
自宅のPCから参加するサファリツアーはリアルな旅気分が味わえるのでしょうか?
果たして期待する動物に出会えるのでしょうか?
そもそもサファリとは、アフリカ大陸で野生生物などを鑑賞する”サファリツアー”のことです。
“サファリツアー”と言えば、やはりケニアが有名。その中でも、野生動物の種類と数が多い、マサイマラ国立保護区へのツアーがメジャーです。
ツアーでは通常、サバンナの中にあるサファリロッジに宿泊し、サファリカーに乗って、国立保護区内をサファリドライブしながら野生動物を鑑賞します。
そんなリアルな旅行としての日本発着のサファリツアーは、8日間からで最低でも40万円以上かかるもの。
時間とお金にある程度余裕がないと、参加しづらいというのが正直なところです。
それに、準備もなかなか大変です(初めての方は予防接種が必要な場合もあり)。
今回参加したオンラインサファリ「ケニア生配信 ムパタサファリライブ」は、75分で3000円。
自宅から楽しめるプログラムで、パソコンやスマホ・タブレットなどの機器と諸条件(ネット環境、ZOOMアプリダウンロード)が揃えば気軽に参加可能なものです。
筆者はこのオンラインサファリに計3回参加しました。
1回目のイブニングサファリは金曜日の夜10時から(ケニア時間の夕刻4時)、そして、2回目のモーニングサファリは土曜のお昼1時(ケニア時間の朝7時)。
3回目はスーパーイブニングサファリ、金曜日夜11時(ケニア時間夕方4時)に参加。
当日は参加申し込み済みのPeatixのイベントペーシからZOOMに入りました。
開始予定時間に画面が変わり、いよいよスタート!
参加者のビデオと音声はミュートになっていて、ケニアの映像に集中できるスタイルです。
1分ほどの簡単な「注意事項」の説明の後、いよいよ、現地へと画面が展開していきます。
ケニアの画面に移り変わる時に、(進行の方が「ZOOM IN!」と叫んでいたのがちょっと笑えました)
現地サファリカーには、ナビゲーターとドライバーで、動物の専門的な質問にも答えるケニア人スタッフ、そしてカメラマンの3人が同乗。
そして日本側でライブの進行サポートをする人が1名います。
サファリドライブのスタッフといざ出発!
ナビゲーターの市原さんはマサイマラにある、日本人経営のサファリロッジ、「ムパタサファリクラブ」のゲストリレーション担当です。
ケニア歴20年で、わかりやすい説明とやさしい笑顔に、動物やマサイマラの大自然への思いやり・愛を感じました!
カメラマンの井上さんもケニア在住でもともと、ネイチャー系TV番組などのアフリカ撮影を担当していたと言うことなので、映像のプロと言えます。映像の画質や、技術がすごいなと感じました。
ドライバーのヘンリーさんは、動物に関する、より専門的なことにもすぐに答えてくれます。
サバンナの風景を見ながらの野生動物探しが始まりました。
1回目、2回目のオンラインサファリでは、それぞれで違う風景、動物たちを見ることができました。風の音、虫の鳴き声、鳥のさえずり、草食獣が草を食む音もリアルです。
サファリカーを走らせながら現れたのは、キリンやゾウ、バッファロー、インパラ、ウォーターバック、そして、なんと!クロサイの家族を見ることもできました。
ジャッカルやハイエナなどの、肉食獣も発見!
動物を発見すると、車を停め、ナビゲーターが解説します。
1、2回目はライオンやチーターなどの大型ネコ類は見つけることはできませんでしたが、運が良ければ発見できる可能性があるとのこと。
何よりも広大なサバンナの、開放的な風景が心地良いです。
そして3回目のスーパーイブニングサファリでは、ついにサバンナでは予想もしない風景に出会えました。
3回目の参加はほぼライオンだけの回となりました。そこで出会ったのはハネムーン中のライオンのカップル二組!
ドライバーがゆくっりと後を追い、彼らの雄姿をじっくりと観察することができました。
交尾の後、狩りが始まるかも?というところで、カメラはさらに彼らを追います。予想もできない展開に、チャットも大盛り上がりでした。