何がダメなのかを子どもに聞く

幼児期で言語が発達している年齢なら、ゆとりをもった気持ちで「何がダメなのか」と、好き嫌いをしている理由を聞いてみましょう。

具体的に「どうすれば食べられる?」とやんわりと聞いてみるのがおすすめです。このときは決して怒らず、子どもにカウンセリングする気持ちで聞きましょう。

無理やり食べさせるのはやめる

親心に「この子がこのまま大人になっては不憫」と思うこともあるでしょう。そんな焦りから、無理やり子どもの口に嫌いなものを入れてしまう親もいます。

しかし、それは逆効果。「嫌いなものを無理やり食べさせられた」という怖い思いだけが残ってしまい、「その食べ物をみるとママが怒る」と認識されて、余計に食べなくなってしまうこともあります。

子どもの様子をよく観察する

子どもは大人に比べて言語で表現する能力が乏しいです。「なんで嫌いなの?」と聞いたところで、親が満足する答えをくれないことも多いでしょう。

理由を答えない子どもに、次第に親も疲弊してしまいます。

まずは子どもの様子をよく観察してみましょう。どういったシーンで好き嫌いをしているのかを観察してみると、意外にもパターンがあることもあるようです。

子どもと一緒に料理を作ってみる

子どもにとって、料理をするのは未知なる世界です。

それまで食べられた食材でも、昨日食卓で見たときと違う形をしていれば、怖いもののように感じられてしまうことも。

例えば、同じトマトでも焼いたのか生なのかでは、食感なども違いますよね。子どもこそ、そういった変化に敏感なのかもしれません。

子どもの好き嫌いにもしっかりとした理由があるので、なかなか一日や数時間で克服とはいかなそうです。

親も「いつかは食べられるようになればいいな」くらいの気持ちで付き合う方が、イライラせずに済むでしょう。

年子兄弟を養育する1994年生まれ。一度の離婚を経験しシングルマザーに、そして子連れ再婚へ。数多くの恋愛経験から、恋愛コラムを主に多くのメディアでコラムニストとして活躍する。自身の体験をもとに執筆するコラムに定評があり、他者の心を動かす投げかけコラムを得意とする。そのほか介護の資格を所持しており、現代の介護事情にも詳しい。ブログ