2. スマホ決済アプリを利用する
筆者が利用しているスマホ決済アプリはPaypayとメルペイです。
同じアプリを利用している相手なら、アプリ内にチャージしてある残高から送ることができます。
友達との割り勘など少額の送金に便利です。
送る側の手数料は無料ですし、受け取った側もアプリ残高としてそのまま使うなら手数料はかかりません。(詳細は各社のホームページをご覧ください)
ただし、アプリ決済は企業の銀行口座に対しての振込には利用できません。(2021年3月時点)
今後、対応していくことに期待したいですね。
3. SNSアプリの連携機能を利用する
筆者が利用したことがあるのは、Facebookと楽天銀行の連携です。
銀行の口座番号を知らなくても、Facebookのつながりがあれば送金可能です。
ただし、手数料を無料にするためには、受け取る側も楽天銀行とFacebookの連携がされていることが必要です。
4. 送金アプリを利用する
筆者はまだ利用したことがありませんが、新しいサービスが誕生しています。
コロナ禍で増えたバーチャル店舗や、オンラインレッスンに便利な決済機能を併せ持っているものがあります。
今後利用が広がることも予想されますが、運営会社の信頼性、使い勝手や特徴、維持費用、不具合が発生していないかなどの情報を確認し、自分の目的に合う機能を備えたアプリを利用していくといいでしょう。
知っておきたい注意点
冒頭にご紹介した銀行振込手数料引き下げの動きや、さまざまな無料でできる送金方法を利用者が選べることは歓迎したいですね。
しかし、便利さの反面、振込を通じた犯罪についても多様になることが考えられます。
振込手数料の節約について気にしつつも、まずは安心安全な方法なのか、本当に送金すべき案件や相手なのか、確かめることを忘れないようにしましょう。
執筆者 小峯洋子(こみねようこ)
キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャル・プランナー
FP事務所 はっぴーまねープランニング代表
不動産開発会社やハウスメーカーで設計部、商品開発部に勤務。夫の転勤を機に退職し、子育てをしながらファイナンシャル・プランナー資格を取得。2014年にFP事務所を開設した。子育て世代の家計の改善や「キッズ・マネー・ステーション認定講師」として子供の金銭教育に力を入れている。