「家でもすすんで勉強する子」になるヒント

1: ご褒美を設定する

例えば、ドリルの指定のページをやったら、ゲームをしてもいいなどの工夫がいいでしょう。

「ご褒美をあげないと行動しないタイプの大人になってほしくない」と思う保護者の方も多いですが、大人も「この仕事が終わったらビールを飲もう」とか「今度の夏休みは旅行に行こう」と楽しみを持っているものです。

自分の頑張り次第では、そのタスクを終えることができ、楽しいことが後に待っていることを教えておけば、忍耐強い性格になってくれるでしょう。

2: 数ヶ月だけ塾に通わせる

夏季講習や冬季講習など、期間限定の塾に通わせて、勉強する癖を作るのも一つの手段です。

筆者の子どもも、塾を辞めた今でも家で自ら勉強します。

「無理やり塾に通わせるのはかわいそう」と思ってしまいますが、数週間〜数ヶ月ほどの習い事なら、子どもも新鮮に感じて楽しんでくれるかもしれません。

3: 文章を読む機会を増やす

そもそも「ドリルの問題文を読むのが嫌」という子もいます。

そこで、児童書や簡単な図鑑など、まずは抵抗の少ないもので文字を読む機会を作ってあげましょう。「文章を読むことで楽しいことが分かる」と理解してくれて、家での自己学習に大きく影響するはずですよ。

4: まずは机に向かうことをほめてあげる

幼い子どもの場合、机に向かうこと自体が偉いことなのです。まずは、そのことをほめてあげましょう。

絵を描くでも、机に座ってマグネット式のドリルをやるでもなんでもいいんです。机に向かうことが習慣になり苦痛にならなくなると、自己学習に集中できるようになります。

子どもがすすんで机に向かう日がくるように、親はわが子が「なぜ勉強したくないのか」を理解し、できることから始められるようにすることが大切なのかもしれません。

年子兄弟を養育する1994年生まれ。一度の離婚を経験しシングルマザーに、そして子連れ再婚へ。数多くの恋愛経験から、恋愛コラムを主に多くのメディアでコラムニストとして活躍する。自身の体験をもとに執筆するコラムに定評があり、他者の心を動かす投げかけコラムを得意とする。そのほか介護の資格を所持しており、現代の介護事情にも詳しい。ブログ