「うちの子たちは男女の双子で、性格も容姿もまるで似ていません。中学受験をしなかった娘だけが、今年度に高校受験を控えています。

息子が勉強ができる分、吹奏楽部でサックスばかり吹いている娘はパパに『もっとちゃんと勉強しろ』と比べられるようなことを言われ、やや投げやり気味に。息子の方も調子に乗って『お姉ちゃんバカだから』といじるようになって……。

こういう時って、母親がどうフォローしても響かないことがあるんですよね。

その話を聞いた、たまたま夫と同じ業界にいるママ友が、娘に『おばちゃんは高校生くらいまでバカだったけど、部活で頑張って大学行って、〇〇ちゃんパパと同じ仕事してるよ〜?』と。

娘は妙に納得したようで、『ウチはどうせバカだし、高校はどこでもいい』などの卑屈な発言をすることがなくなって、少しパパにも強気な態度に(笑)

ママ友は『パパにかわいそうなことしたかなぁ?』と気にしていたけど、少し無神経な夫にはそのくらいでちょうどいいかなと(笑)

娘は最近『全国大会に出たいし、甲子園のスタンドでも吹きたい』と吹奏楽も野球も強豪の学校の受験に燃えている様子。明るくて前向きな娘に戻ってくれて、そのママ友には本当に感謝しています」(広告代理店勤務/45歳)

子どもの年頃によっては、親の励ましの言葉が逆に誰の言葉よりも響かないということがありますね。そんな時、ママ友のこんなアシストはありがたいものです。

もちろん、勉強以外の要素を使っての進学は誰もができることではありません。しかし、物事に前向きに向かう力は、いざ勉強をするという場面でも発揮されそうですね。