11月初旬にコミックス1巻が出たばかりの『暗殺教室』(松井優征)が爆発的な売れ行きを見せているという。『ONE PIECE』第1巻発売当時と同規模の発行・宣伝体制とまで噂されているその真偽について、また『暗殺教室』とはどんな作品なのか、そして、最終的に『ONE PIECE』と並べるのかどうか……などを記者なりの視点から述べる。
“この先生を●してください。”
――ビルの壁面になにやら物騒なフレーズが描かれている。そこらへんの雑居ビルやデパートではない。なんと天下の集英社、東京本社ビルの写真なのだ。全身から名状しがたき触手を生やし、うさんくさいスマイルを浮かべるこのクリーチャーこそ、週刊少年ジャンプで連載中の『暗殺教室』に登場する通称“殺せんせー”。
実はこの『暗殺教室』、11月初旬にコミックス1巻が出たばかりだというのに、とんでもなく売れているという。インターネット上では“『ONE PIECE』第1巻発売当時と同じ規模の発行・宣伝体制”“次期主力作品の本命中の本命”とまで噂されている。
この噂は本当なのだろうか? もし『ONE PIECE』に並ぶ扱いだとしたら大変なことだ。
あらゆる書籍が集まる東京神保町に店を構える書泉ブックマートさんにその真相を訊いてみた。
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