共用部を事前にチェック

共用部とは、マンションやアパートの住人が共同で利用する場所のことをいいますが、例えばエントランスやごみ置き場、駐輪場などがそれにあたります。

内見などをする時はどうしても部屋ばかりに目がいってしまいがちですが、隣人トラブル回避のためのチェックポイントで重要なのが「共用部の清潔さや管理状態」です。

例えばごみ置き場が汚かったり、分別されずにごみが散乱していたりすると、管理会社が手を抜いているという見方もできますが、入居者の質やマナーが悪いともいえます。

質やマナーが悪い人が住んでいる物件は入居者同士のトラブルも多いため、入居前に事前にそこをチェックしたいものです。

入居者の家族構成を事前にチェックする

子どもが出す音への理解は、子どもがいない世帯よりは、いる世帯の方があるものです。万が一のことを考えたら、やはり子どもが多いマンションを選ぶに越したことはありません。

洗濯物や駐輪場などを見れば、子どもが多いマンションかどうかはある程度分かりますが、手っ取り早いのは仲介業者や管理会社に直接聞いてしまうことです。

どうしても場所や部屋の雰囲気、家賃などを優先に考えてしまいがちですが、子どもがいる世帯は住人の家族構成も重視すると良いでしょう。

子どもが音を出し叱ってばかりいては、子どもが可愛そうですし、注意するママも精神的に良くありません。ですから、事前にトラブルにならないような物件を選ぶことが大切です。

「子どもだから仕方がない」と我慢してくれる人は、思っている以上に少ないということを肝に銘じ、出来る限りのことはしたいですね。

音を気にせず、子どもが伸び伸びと成長できる住宅選びができるよう、心よりお祈りいたしております。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。