社会人にとっての本番「プレゼンテーション」を成功させる具体的なメソッドを、「コンセプトメイキング」「資料作り」「本番の演出」「伝わる話し方」の4ステップに分けて解説。
今回は「本番の演出」編。プレゼンテーションの空気をガラリと変える、細やかな「演出力」。当日の服装も、資料を提示する方法も、あるいは時間の使い方においても、「テレビ」を意識するだけで、大事なことが見えてくる。プレゼン・コンシェルジュの天野暢子さんに、そのポイントを聞いた。
プレゼンの究極系は「テレビ番組」だ!
社会人にとっての本番「プレゼンテーション」。提案する内容や話の上手さに限らず、その行方を左右するのが「場の空気」だ。相手を話に引き込む演出力があれば、それだけで本番を有利に進められるだろう。
「プレゼンの本番に必要な技術は、テレビに学びましょう。テレビは視聴率を調べ、どんな瞬間に人が注目し、逆に人が離れていったのか、という原因を探り続けてきました。『見せる/聞かせる/理解させる』を研究し尽くした究極のプレゼンが、テレビ番組です」
そう語るのは、数々の商談やコンペを成功させてきたプレゼン・コンシェルジュの天野暢子さんだ。例えば、クイズ番組の内容を考えてみるとどうか。『まずはこちらの映像をご覧ください』のひとことからスタートする番組が多いが、これにも理由があるという。
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