70万部を超えるベストセラーとなった前作『ジェイソン流お金の増やし方』に続いて、11月20日、満を持して厚切りジェイソンの新しい書籍『ジェイソン流お金の稼ぎ方』が発売されました。

今回は、投資で増やす以前の「そもそも投資をするためのお金がない人はどうしたらよいのか」に対してこたえる内容になっています。

ジェイソンの経験に基づいて導き出された、お金を稼ぐ力をつける方法、つまり“稼ぎ方”のヒントがぎっしりつまった一冊になっています。

今回はその中から一部抜粋して、紹介したいと思います。

厚切りジェイソン流「お金の稼ぎ方」前回までの話はこちら↓

稼げるようになって、改めて気がついたこと

僕は自分の信じる稼ぐ方法に則って自分を成長させて、ステップアップしてきた。でも改めて気がついたことがある。それは僕がここまで稼げるようになったのには「運の力」も大きかったということ。

これは僕だけの話じゃない。例えばその昔Google はYahoo! 社に1億円で売却しようとしていたんだけど、「こんなちっぽけな検索エンジンは興味がない」ということで、プレゼンまでしに行ったのに断られたんだ。

でもさ、売らなくてよかったよね。今や創始者2人は100兆ドルの資産を突破したんだよ!

もちろん、売却に失敗した経験があったから頑張ったという経緯もあるかもしれないけれど、たまたま売却されなかったから今の成功がある。

あと、インターネット黎明期に、スマートフォンを作ろうとしたGeneralMagic っていうベンチャー企業があったのを知っている?

この会社はiPhone が世に出る前にスマートフォンを出したんだけど、時期が合わないっ
ていうほんの少しの運のなさでApple になれなかったんだ。

つまりどういうことかというと、たまたまぴったりの時期に、正しい人と接することができるということが運なんだよ。

僕だってそう、運がよかったから今の会社でいい仕事をして、芸能界でも仕事ができている。さっきのGeneralMagic もそうだし、僕より努力をしている人なんてごまんといる。

本当にラッキーが重なったんだ。

でも、ここで忘れちゃいけないのが運の良し悪しは誰にもわからないということ。

だから稼ぐためにやり続けなくちゃいけないんだ。

やっても成功する可能性は100%ではないけれど、やらなければ100%花は開かない。

そしてこれまで成功していたから、これからも成功するとは限らない。これからどうなるかわからないから努力をするんだ。

いや、努力というよりも、どんなことにも対応できるように自分のスキルを高めるという感じかな。

予想外のオファーや、今までやってきたプロジェクトの成功とか、思わぬ角度でラッキーな機会はやってくる。そういう時にすぐに応えられるようにしておかなくちゃいけないんだ。

例えばラッキーを落ちてくる隕石とイメージするといいかも。

自分の畑を大きくしておけば自分の畑に隕石が落ちてくる可能性を最大化できるよね。

それでも隕石が落ちてくる可能性はゼロに近い。

でも、もしあなたの畑が小さかったら隕石が落ちてくる確率はそれより低いんだ。

僕がいう努力というのはこの畑のことで、どんな場面にも対応できる自分に大きく成長させておこうという意味なんだ。

そして、成功した時は自分がすごいから成功したと思わない方がいいし、失敗した時も自分が悪かったと思わなくていい。

僕たちはどうなるかわからない世界の中で、先のわからない人生を歩いている1人にしかすぎない。

それ以上でもそれ以下でもないから考えすぎないことだよ。

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