「いつも明るいけど押しが強いところがあって、みんなでいるとたまに協調性がないなと感じる男友達。
特に恋愛感情は持っていなかったのですが、あるときから『もっと仲良くなりたい』とアプローチされるようになりました。
いつもの軽いノリだったし、“冗談だろうし、そのうち飽きるでしょ”と放っていたのですが、まめに連絡をくれるし仕事のことを気遣ってくれたり、私のことを気にかけているのはわかっていました。
『付き合ってみようよ』と言われたとき、“こんな感じならまあいいか”と思ってOKしたのですが、それから彼の態度が変わったんですよね。
前はデートを断ったら『たまには俺とも遊んでよ!』と食い下がっていたのに、彼氏になってからは『次はいつが空いてる?ゆっくり会えるときがあったら教えて』と丁寧に返してくれて、私のほうが軽い言葉を反省することもあって。
ノリが変わったというか、私の気持ちや事情をしっかり考えてくれるのが言葉使いや行動で伝わって、戸惑う反面うれしかったです。
私のほうは彼のようにいきなり態度を変えるのは恥ずかしくて、つい天の邪鬼なことを言ったり逃げたりしたのですが、そんなときには昔のような軽い感じで冗談を言ってくれて、そういうのもすごくありがたかったです。
“ああ、真剣に付き合ってくれているんだな”と思ったら私も素直になるべきだし、少しずつ距離が縮まって今も幸せなお付き合いをしています。
とりあえずでOKしたけど彼が見せてくれた“本性”がうれしくて、予想通りでなかったことが逆によかったと思っています」(29歳/受付)
今まで通りのノリで付き合えると思っていたのに、いざ恋人になると丁重に自分を扱ってくれる姿は、それだけ本気なことが伝わります。
こんな「いいギャップ」は、とりあえずの流れからは想像がつかないし、女性のほうも心の準備ができていないぶん戸惑いますよね。
好意を受け止める素直さを持てるのは男性が真剣だからで、ふたりで愛情を育てられるお付き合いになったのは本当に幸運だと感じます。