なにか+αが欲しいっていうか、普通じゃ嫌みたいなところは絶対ある
拡大画像表示
閣下:私も前は団長のような考え方で、アー写は別に他の人が格好よければ良いじゃないか、あとは現場で見て面白ければ良いじゃないかと、とにかく全部ウケなきゃと思っててんですけど。結果的に上手くいかなくて、じゃあアー写とかはちゃんと撮って、現場でも部分部分でボケるっていうやり方に変えて、自分たちの見られ方が変わったんですよね。
ぶう:今日は3バンド集めて対ゴールデンボンバー、みたいな企画じゃないですか。ここでひとつ線引きはあると思うんですよ。うちとNoGoDと、それからJin-Machineとで。Jin-Machineをこないだ見てね、すげえ茨の道を行くなって思ったんですよね。
閣下:なんでですか?
ぶう:ゴールデンボンバーとガチンコ対決な訳じゃないですか。Jin-Machineとゴールデンボンバーどっちが面白いのよって話になる訳じゃないですか。俺そっからは早々と逃げようと思った。だから僕はバンドマンですからというひとつの前言い訳を持ってして戦おうと。
団長:俺もそうだよ。Jin-Machineとゴールデンボンバーに関しては同じ土俵に立ったら絶対に勝てないと思った。
ぶう:NoGoDはね、元から「俺らはメタル畑だ」ってのがあったじゃない。お客さんもNoGoDって団長面白いけど、音楽はしっかりしてるっていう盾があったと思う。
団長:でもね、それでただのメタルやってても面白く無いなって言うのがあったし、お客さんに当然このバンドは上手くて当たり前みたいな見られ方があるから、それ以上にブチかませる上物じゃなきゃいけないなと思うし、まあメンバーが音楽的にどんどんどんどん評価されてきてる中で、俺がどういう立ち回りするかっていうことは年々考えるよね。
メンバーは良い音楽が出来ればそれで良いって言ってくれるし、それはすごく助かるし、でもそれ以上に、バンドの創始者として面白い事をしたいっていう飽くなきエンタテインメント魂は持ってる訳じゃん。だから年々バンドが進化していってる分、俺も進化しなきゃなと思って。
拡大画像表示
閣下:そういう後ろ盾があるっていうのは逆に楽なんじゃないですか? もう演奏はどんどん進化していってる、で、自分は自分のスタンスでコレやろうアレやろうって言えるのは。
団長:それがまた難しいんすよ。そんな無理して白塗りしなくても良いんじゃねーのかとか。楽しく音楽出来れば良いんじゃねえのかとか、その意見もわかるけど、それじゃ楽しくないだろっていう、結局なんでこんなに真剣に音楽できるバンドが、なんなのこのフロントマンっていうのが、がっかり感……? それを常に持ってて欲しいっていう。
ぶう:ギャップが面白いっていうね?
閣下:なにか+αが欲しいっていうか、普通じゃ嫌みたいなところは絶対ある訳ですよね。
団長:それにJin-Machineは一番日の光を浴びれなかった時期が長かったイメージが勝手にあって。
閣下:自分は楽しいと思えていたんですけど、私は人の巡り合わせが良く無かった(笑)。だって皆さん人間関係で揉めないじゃないですか。ゴールデンボンバーもそれが羨ましいと思ってて。このあいだ自分たちの本(『読んでくれ?』フールズメイト刊)を作るにあたって年表みたいなものを書いてたんです。んまーいっぱいいましたよ!
ぶう:ウチも結構ありましたよメンバーチェンジ。
閣下:数えてみたら30人近くいましたね。
団長・ぶう:それはすごい……。
【後半に続く】
拡大画像表示
【関連リンク】
NoGoD公式サイト
NoGoD・電子チケットぴあ