1. TwitterやFacebookのチェックでもOK。定期的に頭を切り換えてリフレッシュしよう
■集中の持続時間が短いのは体質で、欠点ではない
人間はどれだけのあいだ集中していられるのでしょうか? 諸説あるようですが、どうやら1時間以上は持続しないのが一般的なようです。校正のように高い集中力を発揮しなければいけない業務の場合は、なおさら持続時間は短くなります。
また個人差もあります。中には10分しか集中できないという人もいます。すぐに集中力が切れてしまうと悩む方もいると思いますが、特別な欠点ではありませんので、あまり気にしなくても大丈夫です。
■10分の集中を12回繰り返せば2時間
とはいえ、10分で集中が切れてしまっては、仕事になりませんよね。集中できる時間を増やすにはどうしたらいいでしょうか。方向性としては、集中できる時間を延ばすか、何度も集中するかの2択になります。つまり、10分しか集中できなくても、12回繰り返せば2時間も集中できる計算です。
集中できる時間を延ばすのは、体調や精神状態にも大きく左右されるので、なかなか意識してコントロールするのは難しい面があります。一方で、何度も集中する方法は、意外に簡単です。
■「つい遊んじゃう」のは脳が悲鳴を上げているから
集中して仕事をしなければいけないのに、ついニュース記事を読みふけってしまったり、ソーシャルメディアのチェックをしてしまったりした経験は、誰しもあると思います。実はこの「つい遊んじゃう」がキーポイントになります。
集中力が途切れてしまう原因は、脳の特定部分(主に前頭前野と言われます)の酷使です。「ちょっと脳を休ませて!」というサインなのです。そこで仕事とはまったく別の何かをして、フル活動していた頭をリフレッシュさせるのが効果的です。
■意識して頭をリフレッシュさせよう
ある人にとってはTwitterのチェックかもしれませんし、私にとっては冷たい水で手を洗うという気分転換です。コーヒーを飲む、タバコを吸う、中庭を軽く散歩する、誰かと会話するなど、目の前の仕事から完全に離れられるのであれば、なんでも構いません。
重要なのは、それが「頭をリフレッシュさせるための行動なのだ」という自覚です。意識してやらないと時間を無駄にしてしまいますし、「なに遊んでんだ!」と怒られてしまいますからね。