「元カレはデートや旅行のプランを決める時に『〇〇の好きなようにしていいよ』と言ってくれる優しい人でした。

その前に付き合っていた男性が俺様タイプで、いつもデートや旅行の行き先は彼が決めていたため、好きなようにしていいと言ってくれるなんて……! と感動していたほどだったんです。

私が彼の誕生日に旅行を計画した時のこと。

せっかくなら彼の行きたいところに、と思い『どこに行きたい?』と彼に聞いてみたんです。すると彼はいつもどおり『〇〇の好きなようにしていいよ』の一言。

『せっかく誕生日なんだし、どこか行きたいところ教えて!』ともう一度聞いた私に向かって彼は『本当にどこでもいいんだって! 面倒臭いな〜』と言ったんです……!

彼が今まで私の好きなようにしていいと言ってくれていたのは、優しさからじゃなくて優柔不断で物事を決めることが面倒臭いと思っていたからなんだ、と気づいてショックでした」(27歳/営業)

デートや旅行のプランを全部勝手に決めてしまう俺様タイプの男性と付き合っていたからこそ、女性に決定権を委ねてくれる男性に魅力を感じるのは理解できますよね。

しかし、優柔不断ゆえに面倒臭いと思って相手にすべてを委ねていることは本当の優しさではありません。

相手に愛情があれば、優柔不断だったとしても面倒臭いという言葉は出ないはず。

自分の意思がないことは優しさとは別物なのではないでしょうか。

アパレル、広告代理店勤務を経て、ライターに。自分や友人の経験をもとに恋愛記事をメインに執筆中。好きなものはファッション、美容、映画。ディズニーリゾートの近くで生まれ育ったため、ディズニーリゾートに行くことがストレス発散法なディズニー女子。