好きな人や彼氏がどこかぎこちない、遠慮がちだったり距離をとったりする姿を見ると、「私といてもリラックスできないのかな」と不安になりますよね。

“素”を出せないのは、その人自身の問題というのもよくあることです。

なかなか打ち解けてくれない人の心を開くために、女性たちがとった行動について紹介します。

むしろ自分のほうが…とハッとした

「好きになったのは、誰にでもちょっと距離を置いて接する気が弱い年下の女性。

自分に自信がないのがすぐわかるし、俺も昔は同じ感じだったので親近感を持ち、少しずつ仲良くなりました。

背が高いしジムで筋トレをしている俺は威圧感があるらしく、目も合わせてくれない状態から挨拶を続けて世間話ができるようになり、がんばってLINEのIDも交換したけど、いまいち会話は盛り上がらないまま。

女友達からのアドバイス通りに花を贈ったり彼女が好きそうな動画のリンクを教えたり、俺との関係に安心してほしいと思っても彼女の困った顔を見ると何も言えなくなって。

以前の恋愛で経験した“怖がられる自分”を思い出してしまい、もう諦めようと連絡するのをやめていたら、彼女のほうからLINEでメッセージが届きました。

『いつも気を使ってくれてありがとうございます。お返事をしたいのですが、緊張されているのを見ると上手く言葉が出てこなくて、送れないときもあって本当にごめんなさい。最近連絡がないので気になりました』

それを読んだとき、彼女にとって俺のほうが不安がっているように見えたのだとハッとしましたね……。

アプローチをやめたことで、彼女から歩み寄る気になってくれたのだと思いました。

これを読んで俺も緊張が抜けて、それからは過剰に気を使わず会話するようにしたら彼女も普通に笑ってくれるようになりました」(31歳/営業)

好きな人がむやみに他人と距離を詰めない姿を見て、警戒されないようにと気を使う態度がかえって親しみを遠ざけていることがあります。

素を見せてくれない、というのは自分の思い込みで、自分のほうこそ相手が素を見せられない状況にしているのかもしれませんね。

小手先のテクニックで好意をつかもうとするより、素直に気持ちを伝える姿が相手の心を開くといえます。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line