責任を他人になすりつけるしつけ方
「ほら、怒られるよ」「みんなが見ているよ」「前のおじさんが睨んでるよ」「運転手さんに今に注意されちゃうよ」
これらはすべて“他力本願”。そこにママの意思はないのです。「あの人が○○と言っているからこうしなさい」と言っていることだからです。そして、次第に親の威厳はガラガラと崩れていってしまいます。
更に子どもは「だったら怒られなかったら騒いでもいいんだ」とか「車両に誰も乗っていなかったらいいんだ」と思ってしまうかもしれません。
ベストな方法
誰もそこにいなくても「電車内では騒いではいけない」ことを伝えましょう。親の言葉で厳しく伝えて、子どもが泣いたとしても、それは“親の言葉が心に響いた証拠”です。
親はうろたえずにドーンと構えていましょう。
お菓子を与えるしつけ方
2歳以下の乳幼児であれば致し方ないのですが、少し大きくなっているのに騒いだりぐずったからといってお菓子与えるのはよくありません。
子どもは当然、口の中にお菓子が入ってきますから静かになります。ても、なくなればまた欲しがります。どこかでこの悪習慣を断たなくてはならない時期がやってきて、そこで親子バトルになってしまいます。
電車内でお菓子を食べさせるとカスが辺りに飛び散ります。これもまた迷惑ですよね。
また、揺れる電車内で子どもにお菓子を与えることは危険な行動でもあるのです。
ベストな方法は?
幼い赤ちゃんや、水分補給をする以外は「電車内=お菓子が食べられる」という図式を作らないことです。
スマホ育児が問題視されていますが、緊急対策として電車内にいる時間限定で、動画や撮りだめておいた写真などを子どもに見せるようにしましょう。
子どもが泣くのは仕方がないけれど…
0〜1歳くらいの子は限られた空間、蒸し暑い空間、知らない人に囲まれている空間にいるのが苦しくて、ぐずることがあります。
泣くことで「ここにいるのは嫌だよ~」と訴えているのです。
そんな時は、電車内のルールを伝えても、受け入れてはくれません。
子どもは未来の日本を支えて行く人材となるので、子どもがいる人もいない人も、赤ちゃんが大泣きしても見守ってあげたいですが、実際なかなか、皆が皆理解がある訳ではありませんよね。
ですので、子どもが0〜1歳くらいの間は…
・空いている時間に電車に乗る
・あまりにも泣く場合は途中下車し、赤ちゃんに外の空気を吸わせ気分転換させる
などしましょう。そのためには、時間に余裕をもって早めに家を出ることも必要ですね。
ぐずる時期はそんなに長くは続きません。いま辛い思いをしているというお母さんは、もう少しの辛抱ですよ。