代表作クロワッサンは、素材を変えて進化!

『セテュヌ ボンニデー』の代表作といえば、『クロワッサン』(291円)をあげるパン好きが多いはず。

「その素材を見直した」と有形シェフは告白する。

バターを変えてよりおいしくなった「クロワッサン」/セテュヌ ボンニデー

これまでフランスの発酵バターを使っていたが、北海道で放牧している乳牛のミルクで作ったチルドバターに切りかえたというのだ。

「このチルドバターにはミルクの味はもちろん、塩味もフレッシュ感も乳味感もあります。バターを切りかえたことで、クロワッサンが生まれ変わりました」

『セテュヌ ボンニデー』ファンとしては、クロワッサンを買い忘れないようにすべきかも。

クリスマスに食べるパンといえばパネットーネを思い浮かべる。

これまで有形シェフはほとんどパネットーネを焼いてこなかったが、今季から『パネットーネ(1080円)』を作ることにしたそうだ。

「クリスマスが終わっても週一が週二で定期的に焼いていこうと思っています」

Xmas後も定期的に食べられる「パネットーネ」/セテュヌ ボンニデー

高価なパネットーネも流通しているが、有形シェフは手頃な価格に設定。

パネットーネは1週間ぐらい日持ちするので、1ホール購入してもいいかも。ただし、おいしすぎて1週間持たないかも。

自由が丘周辺には、名だたるパン屋やパティスリーが林立している。けれど、『セテュヌ ボンニデー』には、有形シェフしか作れないパンやお菓子がたくさんある。

千葉県民の筆者も足繁く通うことになりそうだ。

「セテュヌ ボンニデー」店舗情報

・自由が丘店
住所/京都目黒区自由が丘2-15-7
電話/03-6421-1725
営業時間/9:00~19:00
定休日/火曜日

・向ヶ丘遊園店
住所/神奈川県川崎市多摩区登戸1889 今野ビル 1F
電話/044-931-6910
営業時間/9:00~19:00
定休日/不定休
※価格はすべて税込

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。