人生の一大イベントである、「結婚」。本来なら幸せの結婚生活となるはずが、相手の性格や価値観の不一致で別れてしまった。また、些細なすれ違いが重なって、離婚の原因になってしまったなど、数ヶ月または数年経って別れてしまうカップルがあとを絶ちません。

厚生労働省の平成24年推計によると、婚姻件数は66万9000件(平成23年は66万1895件)、人口千人辺りの婚姻率は5.3(同5.2)。一方の離婚件数は23万7000組(同23万5719件)、人口千人辺りの離婚率は1.88(同1.87)と、ほぼ横這いになっています。

これらのデータから、夫婦3組のうち約1組は離婚していることが分かりますが、最近では東日本大震災をきっかけに離婚をする人(俗にいう、震災離婚)も増えていると聞きます。
ですが、せっかく縁あって知り合った者同士、一大決心をして決めた結婚です。そんな不運を避けるために、結婚生活を円満に暮らす秘訣はなんなのか。筆者の周りにいる夫婦(カップル)に、喧嘩別れしないために心がけているポイントを聞いてみたのでご紹介します。

結婚しても相手と仲良しでいられる方法

どんなに仲のいい夫婦でも、多少なりの喧嘩はするものです。そこでみなさん、夫婦喧嘩を未然に防ぐために、なにやらふたりの間で決めている“特別なルール”があるようですよ。一体どんなルールなのでしょうか、さっそく覗いてみましょう。

● ポイント1:ふたりだけに分かる「呼び名」を作る
「私たちは、お互いのことを“あだ名”で呼び合うようにしています。いい年して、学生みたいな話ですけど(笑)自分の車や相手の体にあるホクロに名前をつけるなどして、お互いの所有物に愛着を持たせることが狙いです。たとえ人前で言ったところで分からないですし、秘密を共有している感じが夫婦の絆も強められてオススメですよ」(34歳/販売/結婚7年目)
 

たしかに、お互いをあだ名で呼び合う夫婦は、仲の良さそうなイメージがありますよね。ですが、若いうちはあだ名で呼び合っていても、歳を取ると照れくさくて、「夫」や「主人」、「妻」や「家内」と呼び合うのが普通になってくる夫婦は多く見られます。

そんな時は、ふたりだけに分かる“呼び名”を決めておくといいかもしれません。たとえば、共有しているパソコンやケータイ、行きつけの美容院や飲食店の店員さんに愛称をつけるなどして、夫婦のなかで共有する出来事をできだけ多く増やすのです。おちゃらけた名前であれば場は和み、利用頻度の多いものに名前をつければ話題にもしやすく、夫婦の会話も増えてふたりの親密度も高まるのではないでしょうか。