男性から見ても「料理はオススメ」!
「基本的に料理は、パートナーとの関係にメリットしかもたらしません」と、恋愛・夫婦カウンセラーの杉山豊さん。
一緒に料理などの共同作業をしている時は、ハッピーホルモンと呼ばれる“オキシトシン”が分泌されているのだそう。オキシトシンが分泌されている間はお互いに幸せを感じ、関係性をより深めてくれるのです。
特に結婚すると、パートナーと一緒になにかをする機会が疎かになりがち。
杉山さんによれば「コミュニケーションのうち、会話の内容や文字が占める割合はたった7%です。55%は、表情を見る、アイコンタクト、相手に触れることで成り立っており、残りの38%は声や口調、言葉の抑揚の影響を受けています」とのこと。
つまり、パートナーとのコミュニケーションにおいて「どんなことを話したか」は大きな問題ではないということ。どれだけ相手の表情や声を感じたかという方が重要なのです。
料理はこれらの点をきちんと押さえているため、関係を良好にするために効果的と言えるでしょう。
一緒に料理する時は、声のかけ方が大事!
「一緒に料理しようよ」と声をかけられることを、男性は好みません。なぜなら、料理=めんどくさいという意識があるから!
そこで杉山さんがオススメしてくださったのが、「今まで料理したことある?」と声をかけること。
「ある」と答えてくれた場合は、「どんなの作れるの?」→「そんなの作れるの?すごーい!」と褒めてあげるようにしましょう。「ない」場合は、「チャレンジしたら、幅が広がるよ」と、料理をすることで彼にもたらされるメリットを伝えてあげるようにしてみてください。
「料理をしない・興味がない男性と結婚すると、本当に大変です。料理という共同作業を拒否するということは、育児など他の場面にも影響してきます」と、杉山さん。
稼ぎがとても良いなど、他の部分で大きなメリットがあれば問題ありませんが、それ以外は別! ある意味、男性があなたのことをどれだけ考えてくれているかを知る、よい機会でもあるのです。
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相手に将来のことを考えさせるキッカケになることは間違いありません。節約の意識も芽生え、料理を今後も手伝ってもらえるキッカケになるので、良い旦那様に育て上げる効果もあるのではないでしょうか。
杉山さん曰く、「今後のお付き合いや結婚生活も楽になりますし、“こないだのあれ、また食べたいなぁ”とか言える女性は、最強ですよ!」とのこと。料理をキッカケにして、冷静に今後のことも判断していってください。
■取材協力:杉山 豊
夫婦・恋愛カウンセラー/パートナーシップ専門家。岐阜県出身。愛知産業大学卒業後、様々な職を経験後、運転手専門のアウトソーシング事業に10年勤務し、管理職として人事や人材育成に携わる。
結婚や育児を経て、本当にやりたいことを見出し、独立を決意。家族による家族のための【waratte】事業を展開している。 アメリカ発の夫婦カウンセリング資格『プリペアエンリッチ』取得者。