北投朝市の大衆食堂で食べた滷白菜(ルーバイツァイ)

冬になるとスーパーや八百屋の最前列で幅を利かせるようになるハクサイ。値段も手ごろでつい手がのびるが、使い切れないこともしばしば。そんなとき、私は大好きな台湾の家庭料理を作る。

「滷白菜」(ルーバイツァイ)という煮込み料理だ。

台湾では魯肉飯や麺類を出す庶民的な食堂でよく見かける。白米の上にそぼろ肉がのった魯肉飯(ルーロウファン)を注文するときは野菜がほしくなるので、副菜として滷白菜を頼む人が多いのだ。

台湾の「おふくろの味」である滷白菜は、日本でも簡単に作れるのでチャレンジしてみてほしい。

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  • 滷白菜が食べられるのはこんな感じの大衆食堂(北投朝市)
  • 北投朝市の大衆食堂で頼んだ4品。手前左が滷白菜
  • 無印良品の「ごはんにかけるルーロー飯」は1人前350円だが、台湾サイズの小ぶりの魯肉飯なら2人前ができる
  • 土鍋にハクサイ、ニンジン、キクラゲと一緒に煮込んだ例。ハクサイからもたっぷりの水分が出る
  • 台北の龍山寺近くの魯肉飯専門店で頼んだ滷白菜(左)

味のポイントは干しエビと干しシイタケ

台北の龍山寺近くの魯肉飯専門店で頼んだ滷白菜(左)

滷白菜にはポイントとなる食材が2つある。干しエビと干しシイタケだ。干しシイタケが手に入らなければ生のシイタケでも代用できるが、干しエビはマスト。あとは、ニンジンやコマツナなど、冷蔵庫の余り野菜を加えてもよい。

ボリュームを出して主菜にしたければ豚バラ肉を入れると旨味がアップする。さらに、煮汁を多めにしてとろみを付ければ、白いごはんの上にのせて丼モノにもできるのでランチにちょうどいい。