「職場の同僚と付き合って5年目で結婚しました。付き合っている前から夫に憧れている人が多く、私もその1人で付き合えたときは嬉しかったことを覚えています。

夫は社交性があり、仕事もできることから人気があったのですが、無理をして周囲に合わせているところがあり、付き合っている頃から私にだけは『実はあいつが嫌い』『あの人の話を聞いていると神経を削られる』など愚痴をこぼしていました。

それを私は、特別だと、愛されていると嬉しく感じていたのですが、今なら間違いだったかもと思います。

夫は絵に描いたような外面イクメンになりました……。

家族3人で出かけるときには率先して子どもを抱いたり、遊んだり。それなのに家では子どもを無視してスマホでゲームばかりしています。

ものすごくイラっとしたのは、私の元職場でもあるので子どもをお披露目しに行ったら、休憩中に迎えに来てくれたのはいいのですが勤めるビルの少し前で子どもを抱くと言い出し、オフィス内だけで全力でイクメンをアピールしていたこと。

周囲から『本当にいいパパ』と言われる度に笑顔を作るのが必死でした」(35歳/パート)

家の中で家事をしないだけならまだしも、子どもをイクメンを演じるための道具に使っているところが許せません。

家と外でまったく違うパパを演じているからなのか、子どもは家で遊びたがらないとのこと。

裏表がある男性と結婚をしたい場合は、彼女のように「私の母親に定期的に様子を見に来てもらっている」など対策が必要です。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。