コンサートの見どころは?

Presentation licensed by Disney Concerts ©Disney

牧野さんと菅原さんは、秋の「ディズニー・オン・クラシック〜まほうの夜の音楽会」の出演歴がありますが、春の「ディズニー・オン・クラシック 〜夢とまほうの贈りもの」は初出演。

秋の公演では第2部で一つの映画を全曲演奏するのに対して、春の公演はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとコラボレーションしたガラコン形式です。

春の公演の見どころはどこにあるのでしょうか?

牧野:春の公演は、アニメーション・スタジオとのコラボということで、コンサートに合わせた映像が流れて、それが生のオーケストラの音楽とリンクしていくところがすごく見どころになるんじゃないかなと思っています。

「夢とまほうの贈りもの」の公演は初めてなんですけれども、そこがすごく楽しみですね。

映像とどう音楽が混ざり合って、いろんな魔法がかかるのかがとても楽しみなところだと思っています。

菅原:僕も初めてなので、楽しみにしていることはいろいろありますが、アニメーションとのコラボがやっぱり気になるところですね。

僕たちは歌っているのでそんなに映像は見られないんですけれども(笑)映像と音楽で、きっと感動が膨らむと思います。

名曲ぞろいのガラコンサートですので、オーケストレーションとかそういうところにもぜひ注目してもらいたいです。

──秋はアニメーションも静止画で映されていますね。

牧野:音楽に合わせてくださっていたりとか、もちろん動画もあるんですけれど、アニメーションのこのタイミングでこれが起きるから面白いとか、ちょっとコメディーなところとかも、より楽しみながら見ていただけるのではないかなと思っています。

日本語歌唱の伝わる力

ディズニー・オン・クラシックでは、従来ブロードウェイのヴォーカリストが来日し歌唱していましたが、2020年以降は日本人ヴォーカリストで公演されています。

日本語で歌われるからこその魅力はどこにあるのでしょうか。

牧野:日本語歌唱は、字幕を読むこともなく、本当に歌詞って結構大事だなと思っていて。

直接伝わると思うんですよね。

オペラとかってイタリア語だったりドイツ語だったり、いろんな言語を扱うんですけれど、私もここまで2公演に出させていただいて、日本語の歌詞で歌うことの強みというか、伝わり方が全然違うなと私は感じたので。

そこもたっぷり堪能していただきたいなと思っています。

オリジナルの映像と同じ言葉でというのも大きいなと思っていて。

歌詞が違うとそれだけ聞こえ方も変わりますし、オリジナルそのままの歌詞で聴けるのはここだけじゃないかなと思うので、ぜひ楽しんでもらえたらなと思います。

愛される映画・音楽がいっぱいのプログラム

ヴォーカリストに合わせて、「ディズニー・オン・クラシック 〜夢とまほうの贈りもの 2022」のプログラム詳細も発表されました。

それぞれ映画の好きなところや、音楽面について伺いました。

蒸気船ウィリー

後藤:口笛が本当に楽しみです。

高橋:私が口笛を担当します。

(『蒸気船ウィリー』の映像は)ディズニー映画を観に行ったら最初に流れますよね。

まさかこのアニメーション映画の前に流れている曲、なんとなく家で吹いていた曲を、大きい舞台で吹く日が来るなんて誰が想像しただろうかという感じなんですけれども、私も楽しみです。

白雪姫(「私の願い」、「ハイ・ホー」、「いつか王子様が」、他)

牧野:私は小さい頃からたくさんディズニー作品を観て見て育ってきたんですけれども、『白雪姫』は小さい時に1番よく見ていた映画で。

どのディズニー作品もかわいい動物がいっぱい出てきますが、一緒にお掃除するシーンが1番好きでよく観ていたんですよ。

お皿洗いをしたり布巾を干したり、すす払いをしたりするシーンが1番好きでよく観ていたよって母に聞きました。

物心つく前からずっと観ていたので、動物が好きで、動物がいたら私を手伝ってくれるって思い込んでいたのかもしれません。

『白雪姫』の動物に話しかけている映像は私の中でずっと焼き付いていて、いつ何があっても忘れられないんですよね。

美術館に行って動物の絵が飾ってあっても、この子たちは何を喋っているんだろうとか、この子は今何をしているのかなと考えたり。

動物好きの原点になっている作品だなと思っています。

 

後藤:さっき『白雪姫』の話をしていて、ディズニーランドに行ったら井戸(東京ディズニーランドの「白雪姫の願いの井戸」)があるよねという話になりまして。

そこで歌聞けるよねなんて話していたら(高橋さんが)「みんな真似するでしょう? 白雪姫の真似するでしょう? 」って当たり前のように言うんですよ。

高橋:絶対やりませんでした? なんかやりたくなっちゃう。

牧野:やりたくはなるけれど、実際はやらなかったかな(笑)

高橋:夢が叶うシーンですよね、あそこの場所は。

後藤:ああいう夢がふわっと情景が浮かんでうわーってなるのが、ディズニー映画ですごく好きなところですね。

くまのプーさん(「くまのプーさん」、「オリジナル組曲」、「ユア・ハート・ウィル・リード・ユーホーム」)

菅原:『くまのプーさん』の中で、今回僕が推したいのは『ティガームービー/プーさんの贈りもの』の主題歌「ユア・ハート・ウィル・リード・ユーホーム」です。

こちら日本語歌詞で初披露ということで素晴らしいですよね。

スタッフ:今回のために作った歌詞です。

菅原:ソリストの鹿野さんが歌うのですが、この曲のノスタルジーあふれる曲想と鹿野さんの甘い歌声がマッチして、僕は泣いてしまうかもしれません。

そこに僕たちのアンサンブルが入ってオーケストラも入って、本当に素敵な作品になるんじゃないかな。

ご注目ください。

塔の上のラプンツェル(「オリジナル組曲」、「輝く未来」)

菅原:僕と牧野さんが一緒に歌う『塔の上のラプンツェル』は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの記念すべき50作品目ですし、もちろん音楽もアラン・メンケンの作曲で素敵です。

それだけじゃなくて映像が美しいですね、全体的に。

僕かわいいものが好きなんですけど、『塔の上のラプンツェル』にはかわいいのが出てくるんですよ。

パスカルとかマキシマスとか、かわいいですよね。

プリンスとプリンセスの二重唱で、2人でずっと同じラインをきれいにハモったりするのは、(『アラジン』の)「ホール・ニュー・ワールド」と「輝く未来」ぐらいじゃないかなとと思うんですね。

『塔の上のラプンツェル』は僕の中で一押しの映画ですし、あとフリンが好きです(笑)

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