3:「触れてほしくないスペース」ははっきり伝える

お互いに別の人間なら、大事にしたいもの、人に触れてほしくないスペースがあっても不思議ではありません。

「クローゼットは勝手に開けないでほしい」「部屋のこの部分は触らないでほしい」など、NGなことは最初に伝えておくのが肝心です。

同棲しているから、恋人だから、という理由で好きにして良いことはなく、パートナーの大事なものは尊重するのが当たり前です。

逆に言えば、「触らないでほしい」と伝えているにも関わらず手を出してくるような人なら、信頼を築くのは難しいのが現実。

後で問題になるのを避けるためにも、それぞれの個人的なスペースについてどうするかは、早いうちにルールを決めておくのが正解です。

4:外出するときのルールを明確にする

同棲していても、友人や同僚と食事に行くなど、ひとりで外出する機会もありますよね。

帰宅する時間がわかっているなら良いですが、たとえば飲み会など二次会や三次会まで予想されるときは、「○○時にいったん連絡する」など約束をしておけば、お互いに安心して過ごせます。

よくあるのが「何時に帰るのかわからず待っている側の予定が立てられない」ことで、「どうせ寝るだけだろう」などと思わずルールは作っておくほうがお互いにストレスがありません。

相手が出かけた後で自分も出る用事ができた場合も、「家を空っぽにするときは必ず伝える」というルールを作っておけば、早めに帰宅したけど誰もいないようなすれ違いを防げます。

細かい約束を嫌う人もいますが、同じ家に住むからこそ、お互いに不安のないやり方を考えるのが誠意と思いたいですね。

5:家に人を呼ぶときは必ずパートナーの承諾を得る

同棲していても、自分の友人を部屋に招きたいときもありますよね。

よくあるのがパートナーに確認しないまま勝手に呼んでしまい、後で喧嘩になるケース。

「家賃を半分払っているのだから、好きにしていいだろう」と言う人もいますが、パートナーのプライバシーを無視したやり方はNGです。

他人を部屋に入れることそのものを嫌う人もいて、友人や自分の家族を招きたいときは必ずパートナーに大丈夫か確認しましょう。

これも、その場になって質問するより最初のうちに話し合うのが肝心です。

入れていいときややめてほしいタイミングなどを知っておけば、ストレスのない招待ができますよね。

好きな人であっても他人と生活をともにする同棲は、我慢や歩み寄りが必要なときもあります。

お互いの価値観や生活の仕方を知り、ふたりが大丈夫なやり方を探っていくのも、同棲の楽しみです。

後になって喧嘩のタネになるようなことはあらかじめ話し合っておくのが最善で、それができるかどうかも、お付き合いを続けていくにはきちんと見極めたいこと。

同棲を始めたばかりの頃こそ、大切なルールを話し合う姿勢を持ちたいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line