「彼女と別れた理由は、俺がサークルに通うのをやめなかったから。

そこには俺が過去に何年も片思いしていた人がいて、仲がよかったのを彼女は知っているので『やっぱりその人が好きって思われそうで怖い』と言われていました。

俺としては彼女のことをもう好きになっているし、本当に『過去の人だから気にする必要はない』と思っていたのですよね。

だから『俺の気持ちは無視するのか』『彼氏の趣味を止めるのはおかしい』と自分の主張を押し通してしまい、彼女が黙ったのをいいことにサークルを楽しんでいました。

後ろめたいことなど本当になかったのですが、休日に彼女とのデートを断ってサークルのイベントに参加することが重なり、その元好きだった女性と並んで映っている写真を見られ、『つらいからやっぱり付き合えない』と言われました。

当時は『俺を信じられないなら仕方ないね』と強がって別れましたが、時間が経つと、行く頻度を減らすとかもう少し彼女の気持ちを考えればよかった……と思えてきて。

自分と過ごすより前の好きな人がいるサークルを選ぶとか、たしかに相手の立場に立ったら寂しく感じます。

その元好きだった女性にも彼氏ができて、ふたりで楽しくサークルに参加している姿を見ると、どうして自分はこうできなかったのだろうと後悔ばかり湧いてきます」(男性/34歳/セールス)

自分はもう何とも思っていないから大丈夫と思っても、どんな状況で過ごしているかわからない彼女にとっては、心穏やかではないですよね。

男性の言い分は確かに間違ってはいないとしても、不安に思う彼女の気持ちを汲むのが思いやりではないでしょうか。

正しさにこだわると一番大切な愛情まで見えなくなるので、お互いに歩み寄る姿勢を持ちたいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line