甘くて危険なピュアロマンス『ヒーラー 〜最高の恋人〜』(2014年)
誰にも顔を見られることなく悪を始末する、闇の便利屋「ヒーラー」ことソ・ジョンフ(チ・チャンウク)は、ある女性の捜索を依頼されます。
見つけ出したのは、インターネット新聞の熱血記者、チェ・ヨンシン(パク・ミニョン)。
彼女はヒーラーに憧れて、その正体を探る一方、ヒーラーに捜索を依頼したスター記者のキム・ムンホ(ユ・ジテ)は、新たにヨンシンの夢を調べる依頼をするように……。
甘いマスクで日本の女性ファンも多い、チ・チャンウク。そしてヒロイン像をいつもチャーミングに演じる、パク・ミニョンの組み合わせというだけでも満足度の高い作品。
そしてヨンシンの周辺を調べるべく、新人記者パク・ボンスとして彼女の職場に潜入するジョンフが、本当は強いヒーラーなのに職場で弱い新人を演じるチ・チャンウクのギャップにも恋落ち度満点といえるでしょう。
さらに、ムンホは過去の出来事に苦悩しながら、実はヨンシンを一流記者に育てようとするなど、ヨンシンやジョンフの親たちの因縁がどのように解き明かされて解消されるのかも見どころ。
そしてヒーラーの正体がわかったとき、ジョンフとヨンシンの関係がどうなるか、チ・チャンウクとパク・ミニョンのロマンスを見届けましょう。
ファンタジー・ラブロマンス『ハベクの新婦』(2017年)
神界の水国王の跡継ぎである、水の神ハベク(ナム・ジュヒョク)は、跡継ぎの認証に必要な“神石”を回収するため、ある日、人間界へ降臨。“神の従者”の子孫である精神科医ユン・ソア(シン・セギョン)と偶然出会うのでした。
神と人間が出会ったことによる、落ちてはいけない恋の行方とは…。
ここ数年で数々のラブストーリーで主役を演じ、現在ノリにノっている若手実力派俳優ナム・ジュヒョク。そんな彼が『ハベクの新婦』で見せる姿は、人間ではなく、神ということもあって、なんとも興味深いものです。
俺様気質で、独特の言い回しをしつつも、水の神ゆえに人間になってからは「水浴びが好き」という、個性溢れるキャラクター。シン・セギョンと心が通い合うようになってくると、ハベクの“ツンデレぶり”に拍車がかかって、コミカルでいながらも切なくさせるという、恋落ち度満点の吸引力です。
ハベクが人間界で人間の姿をしているときは、ナム・ジュヒョクそのものですが、筆者としては、水の神ハベクとなった姿も推したいところ。
シルバーのロングヘアにきっちりと縁取ったアイライン、クールにまとめたアイシャドウ、ゴージャスな衣装など、ヴィジュアル系のバンドマンのような妖美さも醸し出すナム・ジュヒョクは必見。
笑える場面もあれば、胸キュンもさせてくれるファンタジーストーリーです。
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韓国のみならず日本でも注目度の高い韓国ドラマ。さらには、主演している俳優たちに引き寄せられる人たちもたくさんいますよね。
今回お届けした作品においても、みなさんそれぞれの好みに合った、韓国ドラマが見つかりますように!