残しておくべきだった…

「手放して後悔したのはバウンサー。

長男が使わなくなったら邪魔だしすぐ友人に譲ったのですが、次男のときは寝ぐずりがひどく、ずっと揺らしてあげないといけなくて、結局新しいものを購入。余計な出費でしたね」(30歳/金融)

「長女を出産したときは、二人目を考えていなかったので大量に買っていたアニメや幼児教育のDVDをフリマアプリで売ってしまいました。

ところが二年後に長男を妊娠して、取っておけば良かったなと後悔。教材のDVDは高いものもあったので、もったいなかったです」(31歳/保育士)

そのときはもういらないと思ったものでも、後になってまた必要になるのはよくあること。

特によく使うものは次の育児でも役に立つので、すぐ手放すと後で買い直しの手間を踏むこともあります。

お金のかかった育児グッズは同じものを買おうと思うと出費がかさみますが、かといっていつまでも使わないままなら中身が古くなる一方です。

「あと三年保管する」など、ルールを作って置いておくのも良い方法ですね。

取っておいて後悔

「子どもが産まれたときは賃貸のアパートに住んでいて、部屋が狭いため折りたたみ式のベビーベッドを使っていました。

ベッドを卒業してからも『次の子にも使うよね』と夫と話してずっと置いていたのですが、なかなか妊娠しなくてベビーベッドが部屋でスペースを取っていましたね。

一軒家に引っ越しが決まりそのタイミングで捨てましたが、いつ“次”が来るかわからないまま置いておくなら、保管する場所の確保が大事だと思います」(35歳/営業)

「年子で産んだせいかとにかく部屋におもちゃが溢れていました。でも、三人目も考えていたので捨てるのがもったいなく、袋に詰めて倉庫に入れていました。

三年後に無事に妊娠したので出してみたら、ぬいぐるみにカビが生えていてとても使える状態じゃなく、結局買い直すことに。

おもちゃでも、長期の保管に向かないものは潔く手放すのがいいかもしれません」(34歳/公務員)

買い直すと大変だし、捨てるタイミングがなかなかつかめないのがベビーベッド。

折りたたみ式のものでも保管に場所を取るので、買うときは使い終わったときのことまで考えるのが肝心です。

布類のおもちゃは湿気が多いところで保管するとカビなどが生えやすいので、思い切って処分するのが良い場合もあります。

「長い間置いておけるものかどうか」の判断も、育児グッズの保管では欠かせません。