病院を探す方法
さて、発熱したり、抗原検査キットで陽性を確認したりしても、その後の正しい行動がわからない、という人も多いですよね。
実は現在、「発熱したから新型コロナかもしれない」「自宅で行った抗原検査で陽性が出た」ということを自ら保健所に申し出る必要はありません。
まずはかかりつけ医に電話で相談するか、近くにある病院で発熱外来をやっているところを探しましょう。
発熱外来をやっている病院を探さなければいけないものの、いわゆる熱を出した時、風邪のような症状が出た時と同じように病院に向かえばOKです。
ただ、事前に電話などで「新型コロナに感染している可能性がある」ということを伝えて来院するのがベター。来院した時にどこに声がけをすれば良いのか、どこの入り口から入れば良いのかということを教えてくれます。
東京都に関しては、以下に電話すれば近くの発熱外来がある病院を教えてくれます。
【東京都発熱相談センター(24時間対応、多言語対応)】
03-5320-4592
03-6258-5780
私の場合は、すぐ近所に発熱外来の病院があることを確認しましたが、すでに閉院の時間が迫っていたため発熱当日の来院は断念。
病院に電話をして、病院内への入り方などを確認して、明日の朝一で行くことを伝えました。が、22時頃にはついに38.9℃まで体温が上昇。
一体どんな解熱剤を飲んで良いのかも判断できなかったため、ただ熱さましのシートを貼って横になるしかできません。閉院間際だったとしても病院に行っておけば良かったと少し後悔……。
病院でのPCR検査の流れ
発熱の翌朝、開院と同時に発熱外来のある病院へ。
しかし、この時点ですっかり熱は下がり、36.8℃といういつもの平熱に戻っていました。昨夜まで痛んでいた背中や腰も特に症状はありません。その代わり、今度は少しだけ喉の痛みが出てきています。
病院に到着し、受付にて「新型コロナ感染の可能性がある」という旨を伝えると、通常の待合室とは違う個室に通されました。
しかし、私の保険証などを確認してくれた受付の方や個室に案内してくれた看護師の方は不織布マスクをしているだけで、防護服などは身につけていません。コロナ禍も長くなり、警戒度合いにも変化が訪れているようです。
個室でしばらく待っていると、医師の方がやってきてPCR検査を行ってくれます。抗原検査と同じく、鼻に綿棒を入れて検査するものでした。
ちなみに、PCR検査には同意が必要。事前に書類やWebなどで同意書記載ができる場合はやっておきましょう。私は個室にWeb同意書のQRコードがあることに気がつかず、検査に来てくれた医師の方を少し待たせてしまいました。
検査が終わったら、解熱剤と喉の痛みに効くトラネキサム酸の錠剤、抗生物質の処方箋をもらって帰宅です。処方された解熱剤は、ごく一般的なカロナールでした。
検査結果はどんなふうに出る?
PCR検査の結果は不備がなければ当日、遅くとも次の日には出るようです。
通知方法は病院によってまちまちだとは思いますが、私の行った病院では、陰性と陽性の場合で結果通知の仕方に違いがありました。
陰性の場合は同意書入力の時に記載した電話番号へのSMS通知、陽性の場合は担当医師から直接電話がかかってきます。
私は抗原検査でも結果が出た通り、PCR検査でもバッチリ陽性。医師からの電話で今後の流れや、感染者本人の待機期間、濃厚接触者の待機期間などを伝えられます。
私が感染した時期の本人の待機期間は10日間、濃厚接触者の待機期間は7日間でした。今後、この待機期間は変更になる可能性もあるので、都度確認しましょう。
PCR検査で陽性になると、検査した病院から保健所に連絡がいくのだそうです。「保健所にはいつどんなふうに連絡すればいいの?」と首を傾げていた私の一番の疑問はここで解決。