世の中がコロナ禍に突入して久しい昨今。新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の感染者数も落ち着いてきたかと思えば、またじわじわと増えるを繰り返して一進一退の状況ですね。
しかし、これだけコロナ禍が続いているにも関わらず、周囲には新型コロナの経験者がおらず、いざ自分が感染した時にどう対処したらいいのかわからないという人は多いはずです。
特に、子どもがいる家庭ではかかった時の不安も大きいですよね。
そこで今回は、実際に子育て家庭の中で新型コロナウイルスに感染した筆者が、コロナ体験記として発症から対処法、子どもとの距離の取り方などを紹介します。
※医院の対応や自治体による対応は筆者が居住している東京都のものです。
発症から検査まで
小学校2年生の息子、夫、猫、そして筆者という家族構成の我が家。新型コロナウイルスに感染したのは私のみです。ワクチンは2回接種済み、そろそろ3回目接種の予約を……と考えていた矢先でした。
ここでは発症してから検査まで、どのような状態で、どのように検査を進めていったのかを紹介します。
発症
私が体の変調に気がついたのは、GWのちょうど中日の5/2朝です。
「なんとなく背中と腰が痛いような……」と家族相手に話していましたが、“体調が悪い”とまでは感じていませんでした。背中や腰の痛みはなんのことはない、通常の筋肉痛や腰痛のような痛みを弱く感じる程度です。
その日、GWの中日ということもあり差し迫った仕事がなかった私は、息子を学校に送り出し、同じく在宅ワーカーの夫に「二度寝するね〜」と声をかけて寝室へ。
たっぷり3時間も二度寝した昼前、起き上がる時に異変に気がつきました。身体中が痛くてなかなか起き上がれない、その上明らか悪寒がありました。
ああ、絶対に熱があるなと自覚したと同時に、今の時期やはり考えることは(コロナかもしれない……)ということ。
熱を測ると、なんとこの時点で37.8℃まで上がっていました。
抗原検査
同じマンション内の友人に、仕事帰りに医療用の抗原検査キットを買ってきてもらい、夕方に検査を行いました。
ちなみに、この時の抗原検査キットの受け渡しは、マンションのドアの前に抗原検査キットを置き配してもらいました。万が一コロナ感染していることも考えると、ちょっとしたモノの受け渡しも油断できません。
鼻の粘膜を綿棒で擦り培養液につけて、その培養液を検査キットに垂らして15分程度待ちます。すると——。
バッチリ陽性のラインが確認でました。
一応、部屋に閉じこもって寝てはいたものの、この瞬間から本格的な隔離生活が始まりました。この抗原検査キットで調べたあたりで体温は38.2℃まで上昇していました。
ちなみに、抗原検査では無症状の感染者は陰性という結果が出てしまうこともあるそう。無症状の家族が感染しているかどうかを調べるには、PCR検査を行うのが一番正確な方法なようです。