お正月も終わり、体重計に乗るのがこわい時期になりました。

ただでさえ、産後から体重が落ちにくくなっている上に、季節は真冬。動物なら、脂肪をためこんで冬眠する季節です。運動するのもおっくうになってしまいますよね。

また、食事制限を中心としたダイエットは、ストレスフルなママにはあまりおすすめできません。どんなママでも子育て中はイライラすることもあるでしょう。そんなときに、ごほうび的なおいしいものがあれば、またがんばろうという気持ちになれますからね。

誰でも知っていることではありますが、消費カロリーより摂取カロリーの方が多いから太るのであって、これが反対になればやせるわけです。

実は、特別に運動をしなくても消費カロリーを増やすことは可能です。ヒントは生活習慣にあります。

まず、食生活を見直す

お正月だから食べ過ぎてしまったのか、それとも日頃からストレスを抱えているため過食傾向にあるのか、この二点のあいだには大きな隔たりがあります。

食べ過ぎがお正月だけの一過性のものであれば、特に心配はありませんが、もしなんらかのストレスが原因なら、早めの対処が必要です。今までストレスを解消するために食に走っていたのであれば、それ以外の解消方法をみつける必要があります。

また、食生活の中身も今一度チェックしてみましょう。偏りがないか、おやつが多すぎないか、書き出して見直してみるのもいいでしょう。

運動不足は家事で解消する!

最近はロボット掃除機や食洗機など便利な家電が人気ですが、裏を返せば、ママが運動する機会損失ともいえますね。ロボットが掃除をしてくれる間に、掃除をするのと同等な運動をしていますか?

家事はやり方を工夫すれば、立派に運動の代わりになります。

ロボット掃除機の手の届かない箇所の掃除や、家具の拭き掃除、洗車などは本気でやれば、汗ばむくらいの運動量になりますよ。

その際、気をつけたいのは、おなか回りなど気になるところや姿勢に気をつけて行うことです。わざわざ筋トレをしなくても、家事をしている間、意識した箇所の筋肉を使うことになりますから、ちゃんとやるとけっこう疲れるもの。

たとえば、食器を洗う際、流し台に寄りかかって洗っていた人が、寄りかからずにきちんと姿勢を保って十数分間、食器洗いをすれば、それだけで腹筋運動効果があります。

日頃の家事の効率を上げることは大事ですが、運動という観点でも見直してみると、スポーツクラブなどに行かずとも、できることがあるとわかると思います。

エスカレーターではなく階段を使う

エスカレーターやエレベーターが設置された駅は多いですが、それでも階段を使う人をたまにみかけます。そんな人をみるとほぼ100%やせている印象です。だって、太っている人が階段を使っているのって、みたことがないと思いませんか?

「疲れるから階段はイヤだ」から、「タダ、かつ移動中に運動ができる」にマインドを変更できれば、それほど苦もなく日常でカロリーを消費できるようになりますよ。