2:「個人名」や「会社名」は出さないのが基本
たとえば、勤めている会社のパワーハラスメントを世に訴えたいからといきなり会社名を出して実態を投稿することは、自身がそこに勤務する人間とバレてしまうため特定されやすくなり、投稿が炎上して会社にまで知られれば「犯人探し」が始まる可能性もあります。
そこまで腹を括っているとしても、騒動を起こせばほかの社員にも影響は避けられず、会社にイタズラ電話などの被害が生じてしまえばその責任も追求されます。
不祥事を面白半分に拡散する人もいれば、「こんな投稿をする非常識な社会人」と投稿者を貶めたい人もいるのがSNS。
自分が意図しない方向に炎上したからと慌てて投稿を削除しても、スクリーンショットを撮られていれば今度はそれが拡散します。
自分の行動は、いわゆる「デジタルタトゥー」としてずっとインターネットに残るのが現代です。
個人名や会社名などは安易にSNSで出さず、問題については会社や国が用意した相談窓口を利用するなど、「本当の解決は何か」を見極める姿勢を持ちたいですね。
3:「時間と行動」がわかる投稿はトラブルを招く可能性も
毎日コンビニエンスストアに寄って購入したコーヒーの写真を投稿する、退社するタイミングでは毎回「やっと帰宅」とつぶやくなど、時間と行動がわかる投稿は目にした人に生活のリズムを掴まれる恐れがあります。
会社名を明かしている場合、「いつもこの時間帯に会社を出ている」とわかれば、社屋を見張られたり近くで待ち伏せされたり、思わぬトラブルに発展する危険があると思いましょう。
「行きつけのお店」も、決まった曜日や時間に投稿していれば同調される可能性も。
フォロワー数が少なく「見る人なんて限られているし」と自分のプライベートを細かく明かす人がいますが、ツイッターのように誰もが読める環境のSNSでは安心・安全はありえません。
「ネットストーカー」のように投稿を監視する人が出てくれば、自分の知らないところで生活パターンを把握されることもあります。
特定やトラブルを避けるためにも、時間と行動がわかる投稿の繰り返しには気をつけましょう。