4: 他人の悪口など誹謗中傷は「しない」のが鉄則

「匿名だから私とはバレないし」と知り合いの名前を出して悪口を書く、芸能人やスポーツ選手など有名な人を誹謗中傷する、見ず知らずの人であっても「死ね」など暴言をぶつける、これらの言動はすべてNGです。

この数年で、投稿した人を特定する「発信者情報開示請求」は以前よりずっと通りやすくなり、名誉を毀損された側が発信者に損害賠償や慰謝料を求める裁判は勝訴の判決が増えています。

「バレないから大丈夫だろう」は通用しないのが現代であり、ある日突然弁護士事務所や裁判所から封書が届き、慌てふためくのが誹謗中傷をする側の現実です。

悪質な場合はニュースに取り上げられたり実名が出たりと、「他人を傷つけて罪に問われた人」というレッテルを貼られます。

「画面の向こう側には自分と同じ人間がいる」と思えば、心無い悪口や暴言がどれほどつらいものか、想像できるはず。

誹謗中傷は「しない」のが鉄則です。

軽はずみな気持ちで書き込んだことが、その後の一生を左右するネガティブな傷になる可能性を忘れてはいけません。

5: 距離を取るのが「SNS疲れ」を避けるコツ

自分の投稿への反応や、他人の投稿と比べてしまうのはSNSでよくあること。

いいねやコメントの数を競って「もっと目立ちたい」「すごいと言われたい」と自分を“盛って”しまうことは、虚栄心ばかりが育つことになります。

嘘をついて見栄を張っても、その設定から降りられなくなると最終的に苦しむのは自分です。

不毛な争いに疲れたときや、他人の攻撃的な言葉や悲しいニュースで心が乱れたときは、潔く「SNS絶ち」をするのが心を健全に保つコツ。

インターネットから離れて、目の前の景色を楽しむ余裕を取り戻しましょう。

SNSでは、他人とコミュニケーションを取ることも気軽だし匿名性を活かした会話も楽しいですが、「誰かわからない」ことがかえって不安を呼ぶ場合もあります。

没頭しすぎると自分の情報を漏らす危険もあるので、物理的にも精神的にも疲れない距離を取ることを、普段から意識したいですね。

気軽さが売りのSNSは、匿名性を守って楽しむならルールやマナーを忘れないことが必須です。

「特定されない」「炎上しない」という安心は自分でコントロールするもの。

投稿の写真や文章を客観的に見るクセを持ちましょう。

トラブルを避けるためには、不用意な発言こそを控えるのが基本です。