「マッチングアプリで知り合った既婚の男性と付き合っていたとき、怖かったのは彼の奥さんの“鬼電”でした。
『今日は残業って妻には伝えてあるから』と言う彼とホテルに入った夜、ベッドでイチャイチャしていたら彼のスマホが鳴り、奥さんからだけど出るわけにはいかず放置していたら、ずっとかかってくるのですよね。
マナーにしてもバイブレーションの振動音が響くので居心地が悪く、彼がトイレにスマホを持っていって出てくれたけど、『体調が悪いから早く帰ってきて』と言われたようで。
さすがに放っておけないと思い仕方なくその日は別れたけれど、それからも平日の夜や日曜日の午後など彼と会っていると必ず奥さんから着信があって、怖かったです。
『出られないときもあるって言ったのだけど』と彼はいつも焦っていて、鳴り続けるスマホを睨むけど最後は着信を取るのですよね。
奥さんと何を話しているのかはどうでもよく、邪魔されることがひたすらストレスで、彼とは早々に関係を切りました。
友人に話したら『それって実は旦那のスマホにGPSとか仕込んでいたのじゃない?』と怖いことを言われたけど、別れて以来彼から連絡はなく、今のところ普通に過ごせています。
でも、よく考えたら『出るまで電話をかけ続ける妻』って本当に怖いですよね……」(34歳/配送)
妻なら、「残業」と言う夫に電話を鳴らし続けることがどれほど負担になるか、想像できるのではないでしょうか。
それを無視して着信を取らせようとするのは、自分の存在をしっかり受け止めさせる目的があると感じます。
問題は、こんな既婚男性と別れたとしても、その妻にこちらの素性を知られていない確信はないことです。
ここまでする妻が不倫や浮気の証拠をつかむ策を講じなかったとは考えにくく、もしかしたらいずれどこかから連絡が来るのかもしれません。
不倫は、終わった後も安心とはいえないのですね。