『王家の紋章』のときに、「演劇って、何でも全部できなきゃいけないんだ。120点が普通だ」って、話をしたと思うんです。歌も芝居もできる完璧な人たちのなかにいて、私も全部できなきゃいけないんだと思い込んでた。
だけど『TOKYO TRIBE』で、「歌だけで頑張ってきた」、「ダンスだけで頑張ってきた」っていう人たちに出会って。
全部パーフェクトになるなんて、簡単に言えないと思ったんです。
そうしたら、それまで自分が勝手に考えていた世界がなくなって。「自分はお芝居を磨きたいんだ」って思うことができた。だからこそ、『朝陽の中で微笑んで』でも、お芝居を頑張れて、変な自信といい感じに合わさったかなって。
エンタテインメントのなかで、「自分ができること」に順位をつけるなら、ダンスが一番、芝居が二番、歌が三番だったんです。でも、『TOKYO TRIBE』を経験してからは、一番と二番が逆になりました。
それくらい、もう、すごかったんです(笑)。梅棒さんのジャズの表現の仕方、BBBみたいなストリートダンス!!
どんな動き方してるの??
みたいな、あんなの自分じゃできない!! 今までダンスが一番だと思っていた自分、勉強不足すぎました(汗)
だから、これから始まる『ZEROTOPIA』で、どんな新しい感情が生まれるだろうな、って。2月からのお稽古が、今からとっても楽しみです。
ーー前回と、2週にわたって2018年の抱負についてお話ししてきました。最後になりましたが、今年は「いぬ年」ですよね。
え? はいッ! (心なしか目がハート型になる佐江ちゃん)
ーー佐江ちゃんが大事にしているワンコがもし話せたら、どんな話をしてみたいですか? いぬ年にちなんだ話題で、年頭の「ミラチャイ」連載をしめくくりましょう!
ええ!? ヤバいね、その質問!! (笑)
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