「サークルで知り合い、趣味や価値観が合うので好きになった既婚男性がいました。
気が弱いけど優しくて、サークルでは私以外の女性には見向きもしないところがいいなと思っていたのですが、不倫関係になってからは半年も保たず。
私から言い寄ってホテルに連れ込んだようなものだし、臆病な人だから後ろめたい関係なんて無理だろうなとは想像できるのですが、カチンときたのは別れる理由でした。
『同居している親が体調を崩して寝込んだ。これからは看病で忙しくなるから、君との時間を作れない』と、ホテルに向かう途中のクルマのなかで言われました。
『今まで通りじゃなくても、あなたの空いた時間に会えれば私はいいけれど』と返したら『君は性欲が強いから体力を使うし、看病も力がいるから……』と申し訳なさそうに小声で言う姿に腹が立って。
『性欲が強いとか、女性に言う言葉じゃないよね。体力がないのはあなたの問題でしょ』と返してそのまま駅に送ってもらい、彼とはそれきりです。
彼はすぐサークルを辞めてしまい、今も会うことがなくてほっとしていますが、不倫相手に性欲を指摘されたショックは今も残っています……」(39歳/営業)
別れる理由が本当に親の介護にあるのならそれを貫けばいいわけで、不倫相手の性欲を持ち出すのは恥ずかしいと感じたのがこちらのケース。
性別に関係なく、デリケートなことをこんな場面で言い出すのは失礼ともいえます。
逆の立場になったら自分はどんな気がするのか、他人の気持ちを想像できない人とはどんな関係であってもうまくはいかないですよね。