会えばさらに盛り上がると思っていたのに…

「僕は彼女がいるのにそれを知らずに丁寧に接してくれる女性を見ると、嘘をついている申し訳なさでいっぱいになりました。

同じように彼女のことが浮かんで、『僕は何をしているのだろう』と虚しくなりましたね……。

女性に会えばもっと盛り上がるだろうと思っていたのに、『知り合いに見られたらどうしよう』『彼女にばれたら何て言おう』と不安ばかり浮かんで会話に集中できなくて、結局は浮気する覚悟が決まっていなかったんです。

寂しいから手を出したマッチングアプリだったけど、ここまでやったらダメだったのだと思いました。

女性はアプリで見た写真通りの外見で性格も想像したままだったけど、これ以上仲良くなる気は起こらなかったです。

女性と会う前は終わることまで考えた彼女だったけど、いざ浮気すると罪悪感がひどくて『別れるなんて無理だ』と思いました。

最終的にアプリで知り合った女性とはそれ以降やり取りをすることはなく、アプリも退会して、今も彼女と付き合っています。

浮気はバレていないけれど、ダサい自分を思い出すと本当に情けないです」(36歳/介護士)

「ここまでやったらダメ」の現実

こちらのケースでは、マッチングアプリで知り合った女性と本当に会い浮気が「確定」した時点で、罪悪感の大きさを男性は知りました。

「彼女は何も悪いことはしていない」、この事実が一方的に関係をないがしろにしている自分を見せてくるのですね。

浮気には、実際に「ここまでやったらダメ」のラインがあります。

彼女と別れる覚悟もなく、関係へのけじめを考えないままで動いても、想像した満足と真逆の苦しみが襲うのが現実です。