結婚や子育ての考え方は子どもの頃の過ごし方が影響する?
結婚観や子育て観に影響するものはいったい何なのでしょうか。こちらも「若者の結婚観・子育て観等に関する調査」の中で明らかとなりました。
子どもの頃(小学生まで)に、かくれんぼや虫取りなどの遊びや、清掃活動などの地域の行事、誕生日や旅行などの家族行事を多く体験した人は結婚願望が高く(83.3%)、体験活動が少なかった人は結婚願望が低い(63.8%)ことが判明。
また子育て願望についても、子どもの頃に体験活動が多かった人ほど子育て願望が高く(75.6%)、体験活動が少なかった人の子育て願望は57.1%にとどまりました。
では、考えや願望だけではなく、実際はどうなのでしょうか。
こちらもはやり、子どもの頃の体験活動が多かった人は結婚経験がある人が多く(49.5%)、体験活動が少なくて結婚経験がある人は33.4%にとどまりました。
このように、子どもの頃から家族や友達、近所の人など多くの人と関わり、積極的に体験活動をした人は、「結婚したい」「子どもが欲しい」という考えを持つ大人になりやすく、現実にも結婚をしている人が多いようです。
体験活動と言っても種類はたくさんあり、自然体験や動植物との関わり、友達との遊びや地域活動、家事手伝いなどさまざまですが、最も効果的な活動というものはなく、どんな活動でも体験数が多いほど良いようです。
現代の子どもは勉強や習い事などでとても忙しく、なかなか体験活動をする時間が持てない家庭も多いですが、日曜日や夏休みなど家族が揃う日は、親子で積極的に活動したいですね。
最後に1つ今回の調査で見逃してはならないことが、未婚者が「結婚しない理由」です。
調査結果から、年収が低くなるほど「経済的に難しい」と考えている人が多く、結婚に対し否定的な考えであることが分かりました。
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現代の若者を取り巻く社会的な事情も「結婚観」や「子育て観」に大きく影響していることが分かります。
子どもたちには体験活動を通してコミュニケーション能力も身に付け、社会に順応しながら自力で稼いでいける大人になっていって欲しいものです。
今度のお休みは、家族揃って体験活動をしてみませんか。