2: 「自己開示」する

短所が気になって自信が持てないという人は、短所を他人に知られることを恐れ、隠そうとします。

あるいは、人一倍仕事をこなしたり、人とは違う能力を身につけたりすることで、指摘されることのないようにがんばります。

そういう生き方を続けているのは、とてもしんどいものです。すごく疲れますよね。

短所だと思っているところは、実は「自己開示」した方が楽に生きられます。

自己開示とは、他人に自分のありのままをさらけ出すことです。

自己開示の例は以下です。

「私、本当にどんくさいですよね。この間もお客さんに全然関係ない資料送っちゃって……」

「昔から背が大きくて、小学校の頃のあだ名、ガリバーだったんです。今でも背が高いのがなんかすごいコンプレックスなんですよ」

このように、自分の短所だと思っているところや弱点と思っているところをさらけ出してみると、実はそれは他人はそれほど気にしておらず取り越し苦労をしていた……ということも案外多いのです。

むしろ「愛される要素」になる場合もあります。

短所を隠そうとがんばっている、指摘されることのないよう生きている人は、少しずつでいいので他人に自己開示してみてください。

相手はあなたに安心感を抱き、「いやいや実は自分も~」といろんなことを打ち明けてくれるでしょう。

人との距離が近づき、前よりも打ち解けやすくなるのが実感できると思います。

そして、何より自分の心が楽になるので、人との付き合いが楽しくなりますよ。