「子どもが小学1年生のとき、明日持っていくもので驚いたのは『鍵盤ハーモニカを固定して吹くためのストラップ』でした。
音楽会が予定されており、そのときに首から下げて使うためです。
そんな特殊なものが必要になるとはまったく考えてなくて、夜遅くて買いに行く時間もなく、何を持たせればいいか本当に悩みました。
そもそも鍵盤ハーモニカにストラップをどう取り付けるかも想像できなかったのですが、ふと子どもたちの着なくなった服から抜いておいた紐があることを思い出して。
裁縫箱に入れていたものを子どもに見せたら『これでいい』と言ってくれて、とりあえず持たせました。
次の日、帰宅した子にどうだったか聞いたら『先生が結んでくれた。ちゃんと使えたよ』と報告してくれてほっとしましたが、こういうものはもう少し前に教えてほしいとしみじみ思いましたね……。
それ以来、紐類や小さめのタオルなどを意識して取っておくようにしています。
タオルは音楽や図工で絵の具を使うときも持ち物で指定されるので、あえて古めのものもあると便利です。
一度こんなことを経験すると、いざというときに代用できそうなものを考えるのがいいかなと思いました」(34歳/セールス)
市販されているちゃんとしたストラップがあれば一番良いですが、前日に言われて用意できないときでも、代用できるものがあると安心です。
「ひとまずこれを持たせて、子どもが使いにくいと言ったら買いに行く」とこちらの女性は話していましたが、そのときしか使わないものなら意外に大丈夫なことも。
不要なもの、古くなったものでも、どこで活躍してくれるかわかりません。
代用できるかどうかの視点で考えてみることも大切ですね。