3: 家族の誰かに「似ている」

思わせぶりな男性は、本命ではない女性には「タイプ」「かわいい」などのわかりやすい褒め言葉は使わず、どこまでも思わせぶりな言葉を巧みに操ります。

「ちょっと前にいい雰囲気だった40代男性は、私を『母親の若い頃に似ている』と言いまくってました。その頃は私も彼に好意があったので、もしかして脈ありのサイン? って浮かれていたけれど、結局その人とはそれ以上の進展はなし。

聞いた話では、少し後になってから私よりも若い女性と付き合い始めたと聞きました。完全にキープ目的の思わせぶりなセリフだったんだろうと悟りました」(35歳女性)

「『俺の妹に似てる!』を私に連呼してくれた男性に軽い恋心を抱いちゃったんですけど、私からアプローチしても進展がありませんでした。

家族に似てるというのは、脈ありだから言ってくれていると思っていたのに……」(30歳女性)

身近な家族の誰かに「似てる」と言って特別感を出そうとするのは、思わせぶりな男性の作戦です。

「タイプ」などと露骨に褒める言葉と違って、あとから「あんなふうに言ったくせに!」と文句を言われにくく、親密な感じが出せるズルいセリフなのです。

思わせぶりな男性の行動をひとつひとつ間に受けてしまうと、振り回されてしまいますよね。

好きな人や気になっている人の言葉は深読みしてポジティブに受け止める女性も多いのですが、こんなセリフをしれっと口にする男性には、くれぐれも気をつけてください。

「グルメや旅のライティングのほか、人間観察も得意。生活に密着したテーマの取材を重ねる。旅先で過ごす時間と温泉に浸かっているときが幸せ。結婚願望がなかったのに結婚してしまい、後悔しつつ毎日を楽しんでいる。」