3:子どもがあせもにならないための予防法

あせもは、かいた汗を放置せず、常に清潔な肌を保つことで予防できます。また、日々の正しいスキンケアも大切になります。ご紹介する方法をぜひ試してみてください。

3-1 室温を適切にする

赤ちゃんや子どもは、体温調節が苦手です。暖かすぎる室内で過ごしていると、大量の汗であせもになりやすくなります。快適に過ごせるように環境を整えることが大切です。

また、就寝中と起床時、夜間と日中では活動量や外気も変化するため、その時々に合った温度設定を心がけましょう。

3-2 通気性や吸水性の高い衣服を選ぶ

子どもの活動量は多く、代謝も活発なので汗をかく機会が多くなります。たくさん動いて汗をかいても、汗がこもらない素材の肌着や衣服を選びましょう。

また、子どもの肌はデリケートなため、なるべく柔らかい素材のものだと肌へのストレスを減らすことができます。

外出先や訪問先で室温の設定が難しい場合も汗をかいていないかこまめにチェックし、着脱しやすい衣服で調整してあげましょう。かいている汗は放置せず、清潔なタオルなどですぐに拭いてあげてください。

3-3 保湿ケアを丁寧にする

汗によって生じたあせもに「保湿」というと、不思議に思われる人もいるかもしれません。

秋冬は乾燥によって肌のバリア機能が低下しています。この状態で汗をかくと、かいた汗で皮膚が刺激を受けやすくなるので、かゆみを強く感じることがあります。

濡れたタオルやシャワーなどで汗を流し、肌を清潔にしたあとは、適切な保湿ケアを忘れずにおこないましょう。あせも予防を目的とした保湿ケア用品も市販されているため、利用するのもおすすめです。