――でもコレぐらいで驚いてはいけません。お世話になった方、上司や取引先やお役人への贈答用となると、だんだんエスカレートしてくるのが世の常、人の常。日本の時代劇で悪代官が「黄金色の餡よのぉ?」なんて、ほくそ笑みながらお饅頭を受け取るシーンがありますが、まさにあんな感じで、月餅の箱のなかに金品をしのばせる例が増えてきたのだそうです。
(゚ロ゚;)エェッ!?
――そしてワイロが問題視されたからというワケも手伝ってか「月饼ならいいだろう!」ということで(?)、ここ数年は金製の月餅、銀製の月餅まで登場。1個数十万円相当の月饼が、予約完売というお店も少なくないようですよ。
1個ン十万円の月餅……でも金や銀じゃぁ、食べられませんよね?(笑)
――(笑)ちょっと固い話になっちゃいますが、この春に発足した中国の新指導部・習近平体制では、税金の浪費抑制(税金のムダ遣い防止)を掲げているんですね。そんな背景もあって今年8月、中国共産党中央規律検査委員会から「月餅を公費で贈るな」という指示が出されました。裏を返せばそれだけ、多額の税金が月餅につぎ込まれていたということなんですが……月饼をめぐる戦いは、かくも激しいんです。
……( ゜Д゜)
――今頃SNH48の事務所にも、山積みの月饼が届いているかも?(笑)。食いしん坊の佐江ちゃんとしては「食べられなくて残念!」なのか「太っちゃわなくって良かった!」なのか、微妙なところかもしれませんね。
(笑)
――話題を現代の月饼贈答合戦から、古き良き伝統文化に戻しましょうか(笑)。中国の人たちがはるか昔から、月を愛でてきたというお話は先ほどした通りです。中国の神話では、月のウサギがついているのは、お餅ではなくてお薬なんですよ。
エーッ、それも中国っぽい(笑)。漢方薬をつくっているんですね~。
――ほかに、漢詩に詠(よ)んだりもしています。佐江ちゃんも参加しているダンスボーカルユニットDiVAの1stシングル『月の裏側』も月を歌ったものですが、「月」は古今東西、詩心をくすぐるお題なんでしょうね。
フムフム。。。
――月を詠む漢詩のなかでも有名なものといえば、唐代の政治家で、詩人でもあった张九龄(張九齢)がうたった一節:海上生明月,天涯共此时(海上に明月生じ、天涯この時を共にす=海の上に、輝く月が昇りました。天の果てほど離れた場所で、あなたも今この時、同じ月を眺めていますか)。遠く離れた場所にいる大切な人を想う詩です。例えば、佐江ちゃんの大切な人たちといえば……
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