胸を張って生きる姿が正しい境界線になる
親子である以上はどうしても縁は切れず、家を出てからもあれこれとこちらの状態をコントロールしようとするのが過干渉な母親です。
しかし、相手にするほどに「支配したい」意識を強くさせるので、「私はこう思うから」と自分の気持ちを伝えながら距離をとるのが正解。
そのうえで忘れてはいけないのは、自分の意思に胸を張って生きる姿がいつか親の安堵になるのだ、という希望。
自分の人生の責任を、親は負ってくれません。
言いなりになった結果失敗しても、苦しむのは自分自身であっていつまでも過干渉な母親の支配は続きます。
そうではなく、己の意思に自信を持って進む姿、笑顔で生きる様子が、親にとっては本来最大の喜びのはずです。
母親が望んだ生き方とは違っていても、堂々と自分の選択と価値観を楽しむことが、親との正しい境界線になると筆者は考えます。
親であっても自分とは違う人間であり、従うことが正解ではない、と状態を客観的に見る意識を持ちたいですね。
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過干渉な母親から受けるストレスは、「親を悲しませる自分」を作られることにあります。
こちらの意思を汲んでくれない親をおかしいと思うのは間違いではなく、その違和感から自立が進み、「私はこうしたい」と自分の気持ちを大切するのが自愛です。
親子であっても境界線があることを、まずはこちらが忘れずにいましょう。
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